15346【馬場市民活動推進課長】 まず1点目が、市民意見をやはり確認すべきだという御質問でございますが、ここはなかなか難しいと思っていたところでございます。スタインウェイは非常に知名度が高くてブランド力があるピアノでございますが、ほぼ全国の自治体に置かれていて、ピアノを習っている方であれば、発表会等で弾いたことがあるピアノだろうと思っています。一方でファツィオリはまだ全国で10か所程度しか、公共のホールでは置かれていないものでして、特にこの3年ほど前の国際的なコンクールで、優勝者がこのファツィオリを使っているというところから、非常に評価が高まってきた、この10年ぐらいで恐らく知名度が高まってきたところかなと思います。
恐らく憧れているピアニスト、あるいはピアニストの卵の方はいらっしゃるかと思いますが、まだ弾いたことのないピアノをこのスタインウェイと比べてどちらがということは、なかなかアンケートを取っても難しいのではないかと思っておりまして、一方で、先行してこのファツィオリを導入してきた全国の北海道から鹿児島までの自治体にヒアリングをしますと、予想以上に使われていて、ぜひ導入したほうがいいというようなお勧めの言葉もいただいておりまして、そうしたことからも、今回アンケートはそぐわないのではないかということで検討させていただいたというところでございます。
2つ目が、スイングホールの目的ですが、1996年開館で、この名称は公募で決まったと聞いてございますけれども、防音の施設ということで、当時ジャズやロックなどの音楽にマッチするようなホールは市内になかったのですが、文化会館の小ホールが音楽専用のホールでございますけれども、基本的にはパイプオルガンがあってクラシックをメインとしたホールでございますので、現代的な音楽を視野に置いた音楽ホールというのが、このスイングホールになります。
ただ、ジャズやロックがメインということではございませんで、このスイングホールの外見からしまして、グランドピアノをイメージした、グランドピアノの外見デザインで造っておりますことから分かりますように、ピアノをシンボルとした音楽ホールという位置づけで設置してきてございますので、クラシックからロック、ジャズまで幅広く使っていただけるような、決して音楽以外の講演会などの利用を妨げているものではございませんけれども、基本的には音楽での利用を想定して造られたホールでございます。
文化生涯学習事業団のほうで、今主催事業を企画しておりますが、そちらも基本的にはピアノを使った音楽系の事業が中心となっておりまして、ただ、あちらは椅子を電動で後ろに収納ができて、平土間になりますので、親子向けのワークショップなどの使い方もできる便利なホールということで、音楽以外の利用のされ方もしていると、そのような状況でございます。
数につきましては、別途お答えいたします。