15386【道場委員】 分かりました。こまが1時間でないという話は分かったので、そうすると恐らく1日に平均すると五、六時間プラスアルファなのかなと。そんな感じですよね。でもこれにしたって別に音楽学校の練習場ではないのだから。あっちはもう十何時間使うわけだから。だからやはりメンテナンスがきちんとできているのかなというのが一つあって。
ほかの委員の方の質問の答弁の中にもあったけれども、やはりスタインウェイだと、それこそ30年から100年とかとよく言われていて、むしろピアノ自体にプレミアムがついてしまったりすると。そういうような話も聞くわけです。要するにメンテナンスをしっかりすれば、そんなに傷むものではないと。特に、木管楽器ではないけれども、木でできたものだから、ああいう中では恐らく鍵盤の鍵のメンテとかそういうもので、それこそ湿度。だから水をこぼしたりしたらおしまいになるわけだけれども、そんなものではないかなと思うのです。
だからそういうことでいうと、28年というのにはすごく、ええっと思ったのが1つと、併せて先ほど聞いた話だと、文化会館にしても公会堂にしても、もう大体30年を前後しているわけではないですか。そうするとどんどんこれから出てくるのかなと思うと、またそこはそこで大騒ぎなわけです。だからもうちょっとメンテナンスをしっかりして、長もちさせて、部品とかをしっかり替えれば、車でも長く乗れるわけだしと思うわけです。だからそういうもので、何かちょっとそこのメンテナンス。要するに、ピアノにしたってさっきの話ではないけれども、市民の財産でしょう。高い財産です。いわゆる固定資産でないもので言えば。
だからそういうことでいうと、そんな3,000万円。今言っているのは3,000万円だけど、2,000万円何がしのものに対して、いわゆる世の中で言うミニマムの寿命しかもたないというのは、管理不行き届きというか、そう言われても仕方ないかもしれないです。すごくそういうことでいうと、高級なもの、いいもの、そういうものに対してのメンテが甘いのではないかなと。こんなのが例えば家に1台あったら、ぴかぴかに大事にするものではないかなと思うのです。だからそこはまず1つはっきり言っておきます。これは導入されようがされまいが、ほかの会館にももう今30年ぐらいのものがあるのだから、これは強く言ってきます。
ちなみに、このファツィオリを、要するに話題性が伴って、弾きたいという人がよそから来るかもしれないというお話をされていました。恐らく音楽のそういう学生さんとかプロの人とかが、やはり音を聴きたいとか、感触を知りたいということで来るわけです。それは間違いないと思います。ちなみに、今まで例えばスタインウェイも、比較的安価に貸出しをしていた中で、どのぐらいの地域──先ほどもほかの委員からもありましたけど──地域と、使用される比率とかってどうなっているか、ちょっと教えていただけますか。