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令和6年 総務委員会

9月9日(月曜日)

令和6年 総務委員会
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橋本しげき
橋本しげき
日本共産党武蔵野市議団現職

映像ID: 2802

16022【橋本委員】  議案第62号 武蔵野市立武蔵野芸能劇場ほか2施設の指定管理者の指定についてに反対の立場で討論をいたします。
 この議案は、2025年度から2029年度までの5年間の次期指定管理期間において、武蔵野芸能劇場、武蔵野スイングホール、かたらいの道市民スペースの3つの施設の指定管理者として、新たにアクティオ株式会社を指定するものです。現在は、この3施設の指定管理者は公益財団法人武蔵野文化生涯学習事業団であり、市の財政援助出資団体として市と密接な関係にある公共的な団体ですが、武蔵野市で初めて株式会社を指定管理者に指定することになれば、武蔵野市の指定管理者制度の運用における大きな変質となります。
 指定管理者制度は、2003年の地方自治法改定で導入され、公の施設に対する管理運営に民間が参入することを狙ったものです。しかし、指定管理者制度を導入している施設は、2009年以降、全国で7万数千施設と頭打ちとなり、最近は減少傾向になってきています。指定管理者制度の導入が限界に来ていると考えられます。また、指定管理者として株式会社が指定されている例は全国で20%程度であり、政府の思惑どおりにはいっていないと思われます。
 今回の議案は、株式会社を指定管理者に指定するものです。株式会社の使命は利益の追求です。株式会社が公の施設の管理をすることから生じる利益は、その会社のものになります。管理を通じてもうけてよいとしているところに指定管理者制度の最も大きな問題があります。公の施設は、住民の福祉を増進する目的を持ってその利用に供するために設けられる施設であり、その趣旨からすると、公の施設が株式会社の収益の道具とされること自体が本来の趣旨とは異なると言わざるを得ません。よって、今回の議案には賛成できません。
 以上で反対討論を終わります。