16461【さこう委員】 それでは、議案第121号 武蔵野市非常勤職員の報酬等に関する条例の一部を改正する条例の原案に賛成、修正案に賛成、ほか4議案についても賛成の立場で討論をいたします。
基本的に今回の条例の改正は、先ほどからほかの委員からもあったように、民間の賃金水準に合わせて職員の方の賃金を上げていこうという考え方に基づいているものですので、その点については評価をしています。ですが、会計年度任用職員の期末勤勉手当の引上げを段階的にするという部分に関しては、その根拠が不明瞭であるというふうに感じ、修正案に賛成をいたします。
これまで会計年度任用職員の勤勉手当については、常勤職員と同じにしてしまうと、再任用と逆転現象が起きてしまうことがずっと理由として挙げられてきていましたが、今回の再任用の職員も常勤と月数をそろえるため、今回同じように、会計年度に関しても月数をそろえたとしても逆転現象は起きないということが分かったというのがまず1つ目の理由です。それから、最後に伊藤副市長から丁寧に、ここから段階的に引き上げていく中でやっていきたいこととして幾つかの御説明をいただきました。そのどれも本当に必要なことで、重要なことだということは感じています。役割分担を明確にしていくことですとか、地域防災計画の中での位置づけなども出てきましたが、その点については引き続き議論をしていただきたいと思いますし、非常勤と常勤の人数のバランスも含めて広く未来を見据えた議論をしていっていただきたいと思っていますが、その議論が必要であることと、今回の勤勉手当の報酬額の決定に関しては、直接的には関係するものではなく、既に役割分担のガイドラインというのは存在しているものだともおっしゃっていたと思います。もう既にあるガイドラインの周知のための時間を取ることと、期末勤勉手当の月数をほかの職員とそろえるのを後ろ倒しにする、値上げをするのを妨げる理由には当たらないのではないかと思います。
また改めて本会議でも討論いたしますが、まずは修正案を含む全ての議案に対する賛成の討論とさせていただきます。