21746【宮代委員】 今の答えがまさに、リスクマネジメントのほんの一部についての御回答をいただいたということです。すなわち、もっと広く面的にリスクマネジメントを行って、それを全体を評価することが必要であると。前回の代表質問のときも申し上げましたけど、リスクマネジメントは、リスクが出てきたら全部それをなくさなければいけないと判断するわけではないのです。それを留保する、それを分かっていて持ち続けるということもリスクマネジメントだという、そういったことの認識も持ちつつ全体を評価する必要があります。AIは使い始めたらどれだけリスクが広がっていくのか、まだ我々も全く分からない。でも、マネジメントはしなければいけない。例えば、個人情報。今、AIと個人情報の関係は物すごい大変な、世界的に問題になってきている。そういう情報を誰かが知っていたら、それを役所と、もう少し具体的に役所の中の個人情報の関係とAIがどうなるかということを評価したりする必要が出てくるのです。こういった様々想像できるリスクをどんどん、もう夢を語るぐらいのつもりで、様々な想像を巡らせて洗い出していくことが必要なのだということを申し上げています。
ということで、今、例えばAIの話が出ましたけど、それ以外にも、DXを進めると何が起こるのかなとか、SMSを使いますと、すごい便利でよさそうですけど、ここでSMSを使っているのですと分かったら、当然、特殊詐欺の対象になるわけです。例えば、そういうこと。もしかしたらこういうことをやっていると武蔵野市の市民に対してはSMSでこれは偽物だというふうに分かられないようにやればお金を引っ張り出せるぞみたいな話でどんどん広がっていくわけで、そういったことをぜひやっていただきたい。今回新しいことに着手していただいたことは、私は大変評価しています。頑張って着手していただいているなと思うのですが、同時に必ずリスクマネジメントということを実行することが大切なのだというふうに考えているので、ぜひそこを御理解いただきたいと思います。
次です。一昨年、昨年と、ずっと継続的にやっているのですが、予算書の119ページの住民情報系システムと内部統合情報システムの話。これは去年も結局、私はよく分からなかった。何が分からなかったというのは、契約です。契約の仕方です。今回、構築改修工事は予算が12億496万7,000円。跳ね上がっています。昨年が3億7,691万8,000円。これはもう一回伺いたいのですけど、どういう形態で業者の契約の準備をされて。形態では分からないですね。まず、準備として、予算をどういうふうに。発注するための予算をどのように準備をして、それから、どういう形で。たしかプロポーザル方式というようなこともおっしゃっていたと思うのだけど、どういうプロポーザルが行われて、そもそも今回出てくる12億という金額はそのプロポーザルをやっていたときから分かっていた額なのかどうかということについて、もう一回説明をお願いしたいです。