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令和6年度予算特別委員会

3月14日(木曜日)

令和6年度予算特別委員会
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22002【若林広報担当課長】  ただいま地域BWAの進捗について御質問いただきました。地域BWAにつきましては、これまで、遡ること平成29年、その頃から、地域BWAシステムを活用した公共サービス等の推進に関する協定書ということで、武蔵野・三鷹エリアですと、これを主体的に行っていくのがジェイコム東京さん。プラス、株式会社BWAジャパン、それから武蔵野市と三鷹市の4者協定を結んで、この地域でBWAを使ってどういうサービスというか、そういう事業を展開していくかというところの検討が始まったというところでございます。それが29年度のお話で、30年12月、吉祥寺駅の帰宅困難者訓練の際にBWAの検証を行ったというところでございます。すみません、その前に、武蔵野・三鷹エリアにつきまして、BWAの無線基地局が7局、武蔵野エリアについては3局、三鷹エリアについては4局ということで、全ての基地局が設置をされているというのがまず前提でございます。それを使って30年度に、帰宅困難者訓練のときに、BWA網がしっかり機能するのかというところの検証を行ったと。ただ、その結果、BWAにつきましては、やはり一部電波のほうがあまりうまくなかったということで導入には至らなかったというか、30年度のときの検証についてはそういう結果だったということでございます。その後、令和2年の3月に、また同じように吉祥寺駅周辺帰宅困難者訓練のときにまた改めてBWAの検証を行うということで準備を行っていたところなのですけれども、コロナ禍によって実証実験は中止されたと。そこでお話が止まっているということなのですけれども、基本的には、まずBWAは総務省の事業になるのですけれども、BWAを利用することで地域の公共サービスの向上ですとかデジタルデバイドの改善をBWAという施策で実施するということで総務省が進めているものと。そして、地域BWAを活用した地域の公共の福祉の増進に寄与するサービス計画を有するなどの要件を満たすもの、こちらがこのエリアでいうとジェイコムさんになるのですけれども、その事業者に対して、総務省が審査の上、当該地域、武蔵野・三鷹エリアの地域BWAの無線局免許を付与するということで、具体的なサービス計画を審査した上で総務省がジェイコムさんに免許を与えているというような状況。これが、すみません、ちょっと長くなりましたが、前提になります。
 それで、今現在ジェイコムさんがBWAについてどのような検証をしているのかというところをちょこちょこ確認はしているのですけれども、先日ちょっと確認をしたときに、今、地域BWAの進捗については遅延しているという報告がありました。理由については幾つかあるのですけれども、現状、武蔵野・三鷹エリアに設置されている基地局は4G対応というところで、今、4G対応ですと、なかなか全エリアをカバーすることができない。市役所の防災課内も微弱の電波しか来ないというところは報告をいただいているところでございます。ですので、市内の5Gの基地局数がまだそれほどないということで、4Gの基地局しかないと。BWAを利用できるエリアがとても限られていると。また、5G化のカバーエリア拡大が遅延していることから、武蔵野市と三鷹市に具体的な提案ができない状況になっていると。今現在、BWA帯域の4Gから5G化の検討を進めているということなのですけれども、5G化をしていくためには、新たな5Gの基地局整備ですとか端末の機器の新規開発が必要になるということで、条件の検討ですとか整備にまだ時間を要する状況であるというような報告をいただいております。ですので、あしたあさってとか、すぐにこのBWAの何か事業がスタートするというような状況ではないというのが現状でございます。
 以上です。