22183【きくち委員】 ありがとうございます。お子さんによっては、実際御家庭で過ごす時間よりも長い時間を、学童クラブというお部屋の中で過ごさなければいけない状況なので、より安全で安心して子どもたちが過ごせるような環境づくりを心がけていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
あと、最後なのですけれども、総括のときに少し触れさせていただきましたが、子ども食堂とこども宅食について、項目には、予算のほうには載っていないのですが、実は子ども食堂事業というのは、武蔵野市民社会福祉協議会を通じて、実際には補助をされている事業です。それで、コロナ禍においてお休みになってしまったり、すごく数が少なくなったという団体の活動になっています。子ども家庭部長からは、先日の私の話では否定的な御答弁をいただいたのですけれども、まだ庁内でこれは検討していただく事業だと考えています。
参加型の子ども食堂はコロナ禍において、先ほど申し上げましたように、やはり市民の方も感染したらと思って、実際できなくなったというのもありますし、参加もしなくなってしまったということで、本当に困っている子どもたち、御家庭へ、その時点でもう手を差し伸べられなくなったという状況にありました。
こども宅食は2017年度からスタートいたしまして、現在35の都道府県で実施されています。先日、子ども家庭部長のほうの答弁で、子ども家庭支援センターとの連携がないとなかなか難しい事業だということをお伺いしたのですけれども、実際には35都道府県で今まさに行われている、とても大切な事業なので、そんな大変なことだからできませんということはないと思うのです。それで政府としても、2020年8月27日にこども宅食推進議員連盟というものが発足して、国ベースで、1団体について350万円の補助金が出ますということで、今進めています。
どうしてこども宅食がいいかといいますと、今お子さんたちの中には、結局両親がお仕事をされているということのほかに、いろいろな複雑な状況の中で困っている子ども、御家庭に入らないと見えない状況、そういう御家庭もあると思うのですが、実際にこども宅食というのは、子どもたちがそこに来て召し上がるのでなくて、アウトリーチ型で、お弁当なり食材などを御家庭に届けていって、手渡すような形なので、少しでも御家庭の様子を見にいかれるということで、万が一なのですが、支援が必要な子どもたちを早期に発見して、行政の適切な支援機関につなげるということの、そういう意味での取組なので、とても大事だと思っています。
武蔵野市においても、NPO法人でひとり親支援をしているところなどもありますが、実際に御家庭の中に入らないという状況。そういうものも見ることができて、少しでも子どもたちを救える、実際御家庭に入らないと分からないような、それもできる大切な事業だと思っていますので、ぜひ本市としてもこども宅食という事業について、もう少し検討していただきたいと思うのですが、幅広い政策の中のこれは一つということで、このことについて市長はどのような御見解かと思いまして、お伺いさせていただきたいと思います。