22500【源田環境政策課長】 カーボン・オフセット事業についての御説明をいたします。こちらにも書いてあるのですけれども、森林環境譲与税を財源として、森林由来のJ−クレジットというものを購入しまして、カーボン・オフセットの手法を用いることで、市域の温室効果ガスの排出量の低減と、山間部の森林保全を支援する事業を試行的に1年間実施するというものでございます。
背景としましては、まず課題として、やはりそういうカーボンニュートラルの視点を取り入れた、より一層の森林保全の取組というのが求められていることが1つ。もう一つが、森林環境税の使途というのは限定されておりまして、なかなか都市部ですと使い道というのが限られておりまして、どこの自治体でもかなり基金に積んでいたりとか、困っている自治体もあるのです。私どものほうは、最近では木材を遊具のほうに使わせていただいていますけど、それがずっと使えるわけでもないということですと、もうちょっとほかの活用もないかというところで、今回試行的に行いたいということで実施するものでございます。
これを行う効果としましては、温対法の温室効果ガスの排出量報告に活用するということもできますし、J−クレジットを発行した相手先の山間部の自治体の森林保全活動を金銭面で支援して、市民に市の地球温暖化と森林保全に対する姿勢をPRすることができるというふうに考えております。