23365【川名委員】 その質を保つのは誰なのでしょうというのを確認したいのです。要は、手作りというのは人が作るわけです。卵なんかはみんな調理員の方が毎日割っていたりするではないですか。そういうことを考えると、では、その調理員さんをどうしていくかという課題が出てくると思うのです。というのは、どうしてもコストが高い高いと言う人たちもいらっしゃっていて、高いや低いはそれぞれの価値観で違うと思うのですけども、やはり安定した雇用の調理員さんがいないと、そういうことはできないですよね。民間委託してコストを下げるというやり方もあります。逆に言うと、そういう食材を買ってきて給食に使うとコストが下がる。でも、手作りというのはなかなか難しくなってくる。コストが高ければいいというわけでもないので、そこら辺、かなり微妙というか、どっちを取っていくかというのはこれから考えなくてはいけない時期になってくると思いますけども、そういう手作りを進めていくと同時に、それができる調理員さん等もきちんと雇用していくという理解でいいのか、この点を1つ。
もう1点は、市内産食材35%という話があって、これは農業費でも聞いたのですけども、学校の栄養士さんと連携しない限りはなかなか難しい。要は、食材のメニューを連携していかないとなかなか難しい。農業のほうでは、令和7年度で35%達成という計画を立てていますけれども、これに対して、教育委員会のほうでもきちんとそれは連携して達成を目指しているのかどうかを確認させていただきたいと思います。
もう1点は、中央図書館のことについて伺いたいと思います。最近、武蔵野市ではいろいろ、旧赤星邸等々において、建築物に対していろいろ評価が高くなっているのですが、旧図書館って、鬼頭 梓さんという図書館設計の第一人者が造った。日野中央図書館を造った後に入札もしないでお願いしたという、そこは課題はあるのですけども、図書館建築としてはすごく有名なところなのです。これは吉祥寺図書館も同じです。これに対する評価がどうなっているかというのが全然最近見えない。これは市として評価をしているのか、単なる図書館という箱物と捉えているのか、どうお考えになっているかということを1つ伺いたい。
もう一つは、調度品、椅子とか机なんかも、設計当時に鬼頭さんにいろいろアドバイスをいただいて、結構いいものを作っているのです。それもやはり経年変化していくと古くなってしまう。それを単純に捨ててしまうのは非常にもったいないと思っていて、直せるものは直せる、あるいは直せないのだったら必要としている人がいるかもしれない。そうすると、単純に捨てるのではなくて、再利用するとか、直していくとか、そういう方針はどこかで必要になってくるかと思いますが、この点についての御見解を伺いたいと思います。