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令和6年度予算特別委員会

3月21日(木曜日)

令和6年度予算特別委員会
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橋本しげき
橋本しげき
日本共産党武蔵野市議団現職

映像ID: 2701

23594【橋本委員】  ただいま議題となりました議案第21号令和6年度武蔵野市一般会計予算に対する修正案、それから一般会計予算、特別会計予算、水道事業会計予算、下水道事業会計予算に対する討論を行います。この修正案には反対、一般会計予算に賛成、3特別会計予算のうち、後期高齢者医療会計予算に賛成、国民健康保険事業会計予算と介護保険事業会計予算に反対、水道事業会計予算と下水道事業会計予算には賛成の立場で討論いたします。
 まず、この修正案でありますが、この修正案は、保健センターの実施設計の部分、この9,454万8,000円を削除し、予備費に回すという内容になっております。保健センターについては、2月8日の全員協議会で、私は、70億円という数字が出てきた際に、この数字をもっと圧縮する努力をするべきだということを主張いたしました。ただし、必要な機能を削ってまでやる話ではない、これはよく精査して検討する必要がある、こういうことを言いました。ですから、実施設計を一旦やめるべきだとか、それから、この予算から削るべきだという主張を私はしているわけではありません。ですから、その点には、今回の修正案には賛成はできないということです。
 加えて、この修正案では、具体的な使い道を決めない予備費に9,454万8,000円回しまして、予備費をほぼ2億円に倍増する内容となっております。議会として、行政に対して使い道を白紙委任することになります。これは、行政をチェックするという議会としての在り方が問われる問題であると言わなければなりません。こうしたやり方にも賛成できないということを表明いたします。
 それから、一般会計予算でありますが、今回の予算案は、一般会計が815億円余り、前年度比11.8%増という大型予算となりました。物価高騰で市民の暮らしや地域経済がますます大変になっております。市民の暮らしを支える自治体の役割を今こそ発揮することが極めて重要だというふうに考えております。2024年度の予算案の骨格は、松下前市長の下でつくられたものであり、これまでの議論の積み重ねの下で市民要求が反映されているものと考えます。
 今回の予算案では、日本共産党が求めてきた加齢性難聴者への補聴器購入費助成が盛り込まれました。日本共産党は、有機フッ素化合物(PFAS)への対策強化も求めてきましたが、民間井戸のPFAS水質調査の予算が盛り込まれました。看護小規模多機能型居宅介護事業所開設助成、子どもの権利擁護機関の設置、平和施策予算の拡充、小・中学校改築の着実な推進、耐震助成の拡充、不登校対策と教育相談の強化など、新たに実施される事業や、拡充される事業が幾つもあることについても評価をいたします。
 しかし、課題もあります。岸田政権が進めようとしている行政のデジタル化には多くの問題があります。例えば、住民情報系システムの標準化への対応や、マイナンバー制度への対応は多額の費用がかかります。市としては、市民の個人情報を守り、自治体の利益を損なわないようにすることを求めます。
 次に、特別会計についてです。
 国民健康保険事業会計については、国保条例の改定によって、2024年度は国保税の大幅な引上げとなります。日本共産党は、昨年12月の議会で、国保税の引上げの条例改定には反対をいたしましたので、国民健康保険事業会計予算については反対をいたします。
 介護保険事業会計についても、2024年度からの介護保険料は、低所得者層は据置きとなるものの、第8段階から引上げとなります。日本共産党は、今定例会で介護保険料の引上げの条例改定には反対いたしましたので、介護保険事業会計予算については反対をいたします。
 以上、2024年度予算が市民生活を支え、武蔵野市の発展に寄与するものとして適切に執行されることを求めまして、討論を終わります。