11921◯市 長(小美濃安弘君) 吉祥寺の再整備について、もっと見えるようにしてほしいと。それはそのとおりだと思います。今まで見えてこなかったというのも。やるべきことはひょっとしてやっていたのかもしれませんが、見せてこなかったことが、スピード感がないというふうに言い換えられていたということもあるかもしれません。実際私は遅かったと、そういうことも思ってはおりますが、しかし見える化というのはとても大事だと思います。
なので、これも庁内の会議でお話をさせていただいているのですが、特にこれから吉祥寺の再整備については、今何をやっているかということを、どんどんまちの中で可視化していってください、見える化していってくださいということを言っています。そうすることによって、地域の人たち、地権者の方々をはじめ、様々吉祥寺を利用されている方々は、今こういうことなのだ、それならばこういう意見を言ってみようとか、そういうところにつながってくるのではないかと思っています。
実はこれが大事なまちづくりの、本当にこれからしていかなければいけない、一番最初の準備段階でございまして、こういうことをすることによって、スピード感を持った再整備につなげていきたいと、このように思っております。
次に、水素ステーション、水素バス、EVバスをすることが、市民にとってどのような効果になるのかということであります。これもちょっと同じような答弁になってしまうのですけれども、やはり覚悟という言葉が違うとするならば、市も積極的にCO2削減に取り組んでいるという、一つのアピールにつながるのではないかと思っています。
EVバスは、実は今、事業者とも話をさせていただいておりまして、今研究を進めているところでございますが、比較的EVバスの技術は進んでおりまして、ほかの地域でもEVバスは、今のムーバスの大きさで運行しているという例もございますので、EVバスを先行させて、そして水素バスに関しましては、今確かに水素ステーションを造るといっても、どこに造るのだと。
実は武蔵野から起点しますと、25キロぐらい離れたところには、2か所、バスが止められる、バスが利用できるEVステーションというのがありますので、行って帰ってくるだけで、ある意味使い切ってしまうかもしれないと、そういうこともあります。だからまず、EVステーションをどこに造るのか、また、どういった支援を国とか都がしてくれるのかということを、協議していかなければならないと思っています。しかしそういう協議をこれから始めていきたい、このように思っています。
また、そういうこともしっかりと市民の方にPRして、今、市はこういうことをやっていますということをPRすることによって、市も真剣にCO2削減について取り組んでいるのだということが、今るる申し上げてきた、ゼロカーボンにはならないかもしれませんけれども、一つの掛け声としてのゼロカーボンシティにつなげていくということになってくるのではないかと思っております。
CO2モニターに関しましては、実は先日、お名前を出していいのかどうか分からないのですが、ある学者の方が学説を持ってきていただいて、それに伴って私は実は、今回の公約等もつくらせていただいたのですが、5月にその方の本が出るらしいのですけれども、アメリカで最初に出て、日本に逆輸入される、そういう本らしいのですが、「ノーモア・パンデミック」という本でございます。
この資料によると、相当CO2モニターは効果的ですということが書いてありまして、それはでも専門的に、今まで宮代議員も民間で培われた知見があるということでございますので、これから様々議論させていただければなと思います。私も5月になりましたら、この本を買わせていただきまして、今これぐらいの資料しかございませんので、またしっかり勉強していきたいなというふうに思いますが、先ほど来申し上げておりますとおり、一つの可視化をすることによって、換気に対する動機づけにもなると思いますので、今はCO2モニターを設置するということを進めていきたいなと思っております。
それと大人と子どもに対しても、もう一言ということなのですが、先ほどのコメントも相当苦労して考えたコメントでございまして、またそれは時期の違うときに議論させていただければなと思いますが、少なくとも大人と子どもというのは、常に対等の立場であることがいいということではないことだけ、お話をさせていただいたつもりでございますので、場面、場面によって、やはりそれぞれの役割があるのではなかろうか、場合によっては本当に、私も恐らく今でしたら、AIとかICTのことは子どもに教わることのほうが、現実問題として多いと思います。こういった関係は当然あるわけでありまして、それを決して私は否定的に思っておりませんので、今後も引き続きそういう議論をさせていただければなというふうに思っております。
オンライン授業に関しまして、私もできるだけ早急にやっていただければなと思っております。ただこれは、学校現場での話、教育委員会の話でございますので、総合教育会議などの場面で発言をさせていただき、また、総合教育会議は政策の大綱を市長が作成するということになっておりますので、しっかり教育委員会と話をさせていただきながら、オンライン授業の早期実現に向けて取り組んでまいりたいと、このように思っています。