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令和6年第1回定例会

2月22日(木曜日)

令和6年第1回定例会
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11937◯市 長(小美濃安弘君)  深田議員の代表質問にお答えをしたいと思います。質問の中に、今、詳細にという言葉が随分入っていたわけでありますが、代表質問でございますので、大綱的なところからお答えをさせていただければと思っております。
 まず、ガバナンスの再構築についてであります。本市といたしましては、各分野において内部統制を図るための要綱やガイドラインは一応あるわけでありますが、全体を俯瞰できる制度はないため、検討を、今、進めているところでございます。来年度には、コンサルタントの支援も得ながら、内部統制に対する基本方針を策定を進めていきたいと思っております。
 次に、国や東京都との関係を修復ということであります。就任直後に、東京都に就任の挨拶にお伺いさせていただきました。その際、副知事、また、関係の局長さん──もちろん全員に会えたわけではないのですが──に御挨拶をさせていただき、ただ、時間も限られておりましたので、1か所15分から20分ぐらいと、こういった訪問をさせていただきました。その中で、話せるところはお話をさせていただいたというところでございます。前市長が11月1日にオンラインで面談をされたということでありますが、これは通例で秋に知事とオンラインで面談をする、そういうことになっているということでございますので、今年の秋にはこうした機会があるのではないかと思っております。下水の終末処理コスト、外環道路上部街路問題など、東京都との重要な協議課題を解決していただきたい、戦略的展望をということでございますが、これはなかなか重い問題でございまして、ここでなかなか御答弁ができませんので、もしよろしければ予算委員会等々で御質問していただければと思います。
 次は、保健センターの件です。保健センターの件でございますが、今回、議会の全員協議会で議員の皆様からの御意見をいただき、一旦、実施設計の予算を停止、凍結をするということにいたしました。それに対して、設計業者から契約上のペナルティはないのかと、こういった御質問でございますが、これはこれからの話でございますので、丁寧に説明をし、御理解を求めていきたいなというふうに思っております。また、今後も、どういう形になるかというのは正副議長をはじめ皆さんと御相談をさせていただきたいと思いますが、とにかく、冒頭申し上げましたとおり、私は、議会の皆さんとの議論を大切にしながら市政を運営していきたいと思っておりますので、この件につきましても、しっかりと議会の皆様に御説明をさせていただき、そして議会の皆様から御意見をいただき進めていきたいと、このように思っているところでございます。
 次に、市民社協と福祉公社の新社屋について、規模の妥当性の判断でございます。これまでも、財援団体のヒアリングの行政報告や予算審査の中で、この件につきましては報告を行ってきたところでございます。入札の有無から規模の妥当性の判断との御質問でございますが、実施主体は両法人ではあるものの、計画の段階から市の職員も検討会議のメンバーとして参画をしており、入札規模については妥当と判断をしております。今後も適時適切なタイミングで議会に報告をさせていただき、また、議論させていただければと思っているところでございます。
 次に、二中と六中の統廃合は、これは賛同していただいているわけです。財政計画の基本となる人口推計について、見直すならばこれが最後のチャンスだということでございます。人口推計につきましては、現時点で既にずれが1%近くなっているということがございますので、まずこの推移を見ていきたいと思います。1%が長い間続く、1年以上続くということになれば、これはもう自動的に人口推計の見直しにつながるわけでありまして、この推移を見ながら次回の人口推計を行っていきたいと、このように思っておりますし、また、今回、調整計画の第二次調整をつくりますので、それに伴う公共施設等総合管理計画もローリングの時期がずれてまいります。なので、それらも総合的に勘案して、次の人口推計の時期を定めていきたいと、このように思っております。
 次は、国土強靱化計画です。国土強靱化計画の課題は何かということであります。例えば、吉祥寺駅周辺の再整備もお話をさせていただいたところでありますが、具体化する計画に対して、強靱化計画での整合性、これが一番の課題ではないかと思っております。これは上水道、水道一元化との整合性も言えるのではないかと、このように考えております。
 次に、吉祥寺に対する再投資についてであります。南口のグランドデザイン、これは今まで南口の将来像と呼んでおりました。私がグランドデザインとちょっと言い換えてしまったのであれですが、南口の将来像をつくっていくということであります。それに対して、南口交通広場の土地買収はやめるべきではないかということでありますが、これは今から準備しても、恐らく相当先の話になります。なので、その間ずっとあのパークロードの交通環境を維持するというのは、私は危険であると思っておりますので、やはり交通広場はできるならば早めに造っていくのがいいのだろうと考えています。地権者の方々ともその辺をきちんと協議をさせていただいて、南口の将来像をつくり、面的な将来像をつくり、そして、皆さんのところはこういう計画になりますよと、こういうアプローチの仕方をしていきたい。なので、今、前倒しで協力をしていただけませんかというような話ができるといいかなというふうに思っておりますので、買収を今、止めてしまうのではなくて、そういう様々な可能性を検討しながら交通広場の完成に向けて推進をしていきたいなというふうに思っております。
 関連をするのですが、全員協議会で、公会堂事業はそのまま進むのだというふうに私は申し上げました。これも、やはり深田議員も前々から大変御心配をいただいております会議棟の耐震が私も不安です。なので、これはやはりできるだけ早く再整備をしなければいけない。では、公会堂の会議棟だけやればいいのかということになりますと、また、そうではない。やはりバリアフリーの問題、また、配管の老朽化等々もございますので、これは南口の将来像をつくり、それの再整備をするに当たっても、やはり15年、20年先になってしまうわけでありまして、南口の将来像の中で公会堂の位置づけをきちんとしていかなければならないということを考えると、今やらなくてはいけないのは改修であるということだと思っております。そういう意味で、公会堂事業はそのまま進むのだと思いますという答弁をさせていただきました。その上で、今後、構想と概要のスケジュールということでございますが、これはなかなか難しく、やはり大変大きな構想でございますので、今、スケジュールを申し上げるということはなかなか難しいと、このように思っております。
 次に、森本病院の閉院のお知らせをいただきましたということで、これは私も実は大変ショッキングな話でございました。本当に吉祥寺のベッドが急になくなったということで、しかも森本病院の閉院ということがどういう影響になるのかということは、今後しっかりと検証していかなければならないかなというふうに思っています。二次救急医療病院は災害時の医療拠点としても大変重要な拠点だと思っておりますので、何としても東部地区に、ある一定のベッド数を確保したいと思っておるのですが、今申し上げた様々な当初想像していなかったようなことが、今、起きておりますので、こういうことを加味して、また、東京都と、そして相手の法人さんがあることでございますので、しっかりと協議をしながら、何としても1床でも多く病床の確保に努めていきたいと、このように思っているところでございます。
 次に、二酸化炭素削減の問題でございます。燃料電池バスや電気バスを公約に掲げさせていただきました。また、施政方針にも掲げさせていただきました。御案内のとおり、水素ステーションは大変大がかりな工事になりますし、今それをする建設費は大変高い、また、バス自体の購入費も大変高いということは認識をいたしております。ですので、これは、まずは、私はEV自動車、電気自動車の展開をさせていただきたいというふうに思っています。これは比較的今かなり普及をしてきておりますので、バス自体もそんなに高い値段ではない。また、電気を充電する場所も比較的狭い場所でできるので、これは今あるバス会社の中にも設置ができるという報告も受けているところでございますので、今後、バスの買換えに合わせて電気バスに変えていきたいと思いますが、それが何年先の買換えになっていくのかというのはこれからの協議になってまいりますので、しっかりと事業者と協議を進めながら、まずは電気バス。そして、水素バスに関しましては、研究を進め、できるだけ実現に向けて頑張って推進していきたいと、このように思っているわけでございます。
 次に、シルバー人材センターと武蔵野市公共サービス公社の違いということでございますが、これも先ほどお話をさせていただきましたが、私は、まずはシルバー人材センターという組織がございますので、そこに市の仕事の委託を今でもしておりますので、これからも委託をし、高齢者の就労の機会を増やしていきたいと思っております。しかし、シルバー人材センターも人数がだんだん減少しており、私も先日シルバー人材センターの会長さんと面会をさせていただいたところでございますが、本当にかつてに比べて人数が減ってしまったと。なかなかいろいろなことができなくなってしまったということでもございますので、もしそういうことでシルバー人材センターで受け切れないことがあるならば、また新しい器をつくって、高齢者の就労の機会につなげていきたいと思っております。
 まちぐるみの支え合いの仕組みについてであります。今後も、市民社協としっかりと意見交換をし、必要な支援を行ってまいりたいと、このように思っている次第でございます。
 次に、子育ては楽しいは第四期長期計画までの子育て観とおっしゃいますが、これは、私は普遍的なものかなというふうにも思っておりまして、今でも言われておりますが、子育てに関しては大変親も成長させられるということはずっと言われ続けていることでございますので、今もこの精神で進めていきたいなというふうに思っております。
 給食の無償化でございますが、これは私が公約にさせていただいた後に東京都の2分の1というニュースが入ってまいりましたので、これはますます現実的だなというふうに考えておりますが、三鷹市、調布市は4月から実施ということでありますが、これも庁内で相当議論させていただきました。ただ、実は3月になってから東京都の説明会があるのです。ここで、ある一定のスキームが示されるのです。なので、どういうスキームになるのか、果たしてこれから恒常的にこの2分の1が続くのか、また、遡及はしてくれるのか、そういったこともなかなか説明会に行かないと分からないわけでございまして、先ほど来から申し上げておりますとおり、私は議会の議論を本当に大切にしたいというふうに思っておりますので、他の自治体のことはよく分かりませんが、このまま4月1日からスタートするということになりますと、ひょっとすると議会の議論がまた最終日の即決というようなことにもなりかねないという、こういうスケジュール感を庁内の会議で示されたものですから、それは駄目だと。きちんと議会で議論しなければ駄目だということで、まずは議会の議論を最優先させていただいた。これは武蔵野市の学校給食の大転換でございますので、よもや最終日に即決なんということは、私も、議会出身の自分としては、これはとても容認ができるものではなかった。これが一つの理由でございます。一つの理由というか、一番大きな理由でございます。
 そして、学びの多様化学校を検討すべきではないかということでございます。チャレンジルーム、クレスコーレをはじめ、家庭と子どもの支援員の拡充を進める予定でございます。また、多様な不登校の子どもの学ぶ場として、小金井市、三鷹市とバーチャルな支援を実施してまいります。不登校特例校は庁内で研究は続けておりますけども、ハードの面で課題があるということでございます。
 最後に、住民投票の件です。これは深田議員のおっしゃることも一つの考え方ではあると思います。しかし、先ほど来、私がお話しさせていただいているとおり、やはり今この時点でまた議論を復活させるというのは、大きな混乱につながるのではないかと思っています。先ほども答弁をさせていただきましたけども、市の最終的な有識者懇談会の議論のまとめは、結局、住民投票の性格的なものや目的に対しては議論が不十分であったというまとめになっているわけでございまして、また一からこのことを庁内で検討し、それを市民に投げ、熟議をしという、こういうことをしていくことになるわけでありますが、それはやはり大きな混乱を生んでしまうのではないかと考えておりますし、深田議員がるる今御指摘をいただいた様々な課題が、今、武蔵野市の中にはあるわけでございまして、住民投票条例自体を今すぐに何としてもつくらなければならないという状況ではないと私は考えておりますので、住民投票条例よりもまずやらなければならないことを優先してこれから進めていきたい、このように考えている次第であります。
 以上であります。

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