11938◯4 番(深田貴美子君) それでは、まずは、吉祥寺の人間ですので、医療のことについてお願いをしておきます。こちらはもう本当に民間の医療法人さんの努力のたまもの以外の何物でもございません。どうか東京都に対して後押しを、後押しをお願いしたいと思います。そして、もう一度市民の信頼を取り戻すためにガイドラインをおつくりになるということですが、そもそも、入札の監視委員会とか、外部監査制度とか、それから外郭団体がこれだけ多い本市です。経営諮問会議など、こういった組織体をきちんと置くべきではないですか。決まりを定めただけでは機能しない。今、一番信頼を回復しなければならないのは、ここだと思います。併せて御検討いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
それから、保健センターの件なのですが、これは明確な大義をつくらなければいけないと思います。そして、予算の提案権は首長にあるということを忘れないでください。議会を大事にしてくださることはありがたいのですが、最終的に責任は首長にあるのです。例えば、日本維新の会の公認の山下真奈良県知事は、まず着任早々速やかに予算執行査定を庁内で開催をしました。対象となる20の事業を査定し、3事業を全部停止、12の事業の一部中止、5つの事業の予定どおり執行、これを仕分をしました。その結果、削減額が68億、将来コスト4,730億円、これをコストカットできると試算をしたわけであります。この仕分による財源は、子育て、教育、医療、福祉へ振り向けるとしました。また、茨城県鉾田市では、昨年、子育てコミュニティセンターというのをお造りになろうと事業費35億円を計上していたのですが、何と、うちと同じです。60億円に跳ね上がったのです。そして、市の将来を見据えて、事業を中止したといいます。こうした意思決定を最終的には首長の判断でしていただかなければならないと思います。ですから、この後の予算委員会できちんと大義をつくっていくことを私ども議会と一緒にやっていかなければならないということをお受け止めいただきたいと思います。いかがでしょうか。
それから、国土強靱化地域計画については、これは内閣府は市民参加を前提としていたのです。ところが、策定の締切りを誤ったために、本市の策定過程からこの市民参加が抜け落ちているのです。ここで参加をしていないことによって、市民の皆さんと、要は共有の場がなかったというふうに理解してください。ですから、私は、これは改定をしていただきたいと思うのです。そして、そのときに必ず市民参加を入れていただきたい。そうすることによって、災害の減災・縮災、そして自助・共助・公助、ここについても共有ができるということです。市民意識を醸成できると思うのですが、御所見を伺います。
それから、吉祥寺南口のグランドデザインなのですけれども、住民の皆さん、そして権利関係者の皆さんは、この間、たくさんの勉強をしていただいています。そして、たくさんの視察に行っていただいています。つまり、権利関係者の方々にとってはもうふわっとしたグランドデザインの段階ではないのです。もはや、具体の手法を検討すべきステージだと思います。ここで必要になってくるのが、この国土強靱化計画なのです。東京都の国土強靱化計画、それと本市の国土強靱化地域計画、これとの整合を取ること。そして、区画や再開発などの事業手法を検討すること。そして、施行するときの事業主体が誰がやるのか。そして、公有地の活用、大規模土地買収、法的課題の検討、そして概算事業費が組み立てられていくのが、この都市再生の手段なのです、手法なのです。せっかく東京ガスさんとも包括連携協定をお結びになりましたよね。こうしたからには、電源確保の再開発も可能になるわけです。もはや、都市再生に向けて推進体制をつくっていく段階に着手をしていただきたいと思います。そうしなければ、財源の計画、見通しなどは立ちません。責めているのではないのです。これをぜひ進めていただきたい。いかがでしょうか。
それから、ムーバスの件なのですけど、私は心配しています。うちは日野自動車にお願いしていますから、ポンチョが販売停止になったのですから、一体、どこの事業者さんと、どの規模のサイズのバスを御検討されているのでしょうか。ポンチョは全長7メートルです。幅が2メートル。他の事業バスさんのバスは全長が9メートル近くあります。幅は3メートル近くあります。こんな大きなバスがムーバスの路線を走ることは、ちょっと私は考えたくないのです。どのように考えられておられるのでしょうか。ちなみに、フォルクスワーゲン社が、電気バス、コミュニティバスに取り組んでおられるようです。この辺についてどのようにお考えになっていらっしゃるのか、お聞かせをいただきたいと思います。
福祉の会については、まずは原資が赤い羽根の共同募金であること、それから、拠点を持っていないこと、これが非常に活動を展開しにくい状態になっているということを改めて認識していただきたいと思います。いかがでしょうか。
それから、住民投票条例については、あの有識者懇談会をお聴きになって、傍聴されておられたと思うのですが、一番心に残った大切なことは何だと御理解なさっていらっしゃいますか。お聞かせいただきたいと思います。