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令和6年第1回定例会

2月27日(火曜日)

令和6年第1回定例会
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きくち由美子
きくち由美子
自由民主・市民クラブ現職

12028◯2 番(きくち由美子君)  2番、自由民主・市民クラブのきくち由美子でございます。通告に従って一般質問させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。22日の代表質問等で内容がかぶっているところもありますが、確認を含めて御答弁をよろしくお願いいたします。
 大きな質問を3つさせていただきます。
 まずは、令和6年1月1日に石川県能登地方を襲いました能登半島地震におきまして、多くの貴い命が失われました。御家族、御親戚、関係者の方々に心よりお悔やみ申し上げるとともに、被災者の皆様へお見舞い申し上げます。また、寒い中、御自身が被災されているにもかかわらず、復旧活動に当たられている職員の皆様、多くのボランティアの方に感謝いたします。そして、一刻でも早い復興をお祈りいたします。
 1の1、自治と自主防災組織の連携と災害対策について。
 小美濃市長就任の御挨拶で、14万市民の命と安心・安全な暮らしを守りますと、市報むさしの1月15日の第1面に掲載されていました。今後30年以内に7割の確率で首都直下地震が発生すると言われていますが、武蔵野市の市民の命を守るためには、震災対策は欠かせません。
 本市では、地域の安全点検と市民の防災知識普及、共助による地域防災力の向上を図る組織として、平成15年に設立された武蔵野市民防災協会において、地域防災セミナー等の研修を実施しています。平成7年、1995年に発生した阪神・淡路大震災に各地で自主防災組織が設立されました。本市では、平成10年、1998年に、自分の命、自分のまちは自分で守るという市民の防災意識の高揚と行動力を高め、もっと災害に強いまちづくりを推進することを目的とする武蔵野市自主防災組織に関する要綱を制定しました。自主防災組織の結成促進、支援に取り組んできた結果、令和5年6月1日時点で78団体の自主防災組織、13団体の避難所運営組織が設立されています。そのために、市民自らが自宅の耐震化や、家具転倒・移動・落下防止、在宅避難に向けた水や食料、生活用品を備える日常備蓄の実施(最低3日分、推奨1週間分)等を推進するとともに、災害時において、避難所に避難しなくても自宅で生活が継続できる在宅避難や分散避難の仕組みづくりを推進し、また、市が情報や水、食料、生活用品などを避難所以外にも提供できる仕組みづくりを行おうとしています。
 阪神・淡路大震災や東日本大震災等の過去の災害では、地震発生後の住民同士による助け合いによって多くの命が救われており、発災時における自助・共助の重要性が明らかになりました。また、熊本地震では女性の視点等を意識した避難所運営などの重要性が再認識されました。さらに、令和2年に新型コロナウイルスなど感染症の蔓延防止策として、在宅避難が選択肢としての意識が高まりました。
 武蔵野市では、平成11年、最初の避難所運営組織として、境南地域防災懇談会が発会し、自主防災組織が結成されてから25年が経過しています。組織が結成された頃は、地域で子育てをしながらボランティア活動を積極的に引き受ける方がいて、担い手不足はそれほど感じられなかったと思います。平成15年頃より共働き世帯が増加するとともに、地域のボランティア活動は担い手不足で、同じ方の負担が増え、高齢化しているように見えます。そこで、今後の本市の防災訓練、自主防災組織の運営の在り方、また、地域支え合いステーション等について御答弁をお願いいたします。
 (1)、昨年5月より新型コロナウイルス感染症が2類相当から5類感染症へ移行されました。中止していたイベント等が開催されるようになり、各地域で防災訓練も実施されました。武蔵野市が管理している防災倉庫内の非常食の賞味期限、また、水不要トイレせいけつさんなど、備蓄品の管理体制について伺います。
 (2)また、賞味期限が近づいてきた非常食や備蓄品を訓練等で市民へ配布できなかった場合、廃棄処分はあったのか伺います。
 (3)救助工具、担架、車椅子などの備蓄品の点検はされているのでしょうか、伺います。
 (4)防災訓練が各地域で同様の時間帯で行われています。しかし、地震はいつ発生するか分かりません。訓練の時間帯を検討することによって、新たな課題の発見があると考えられますが、見解を伺います。
 (5)防災訓練の多様な市民の参加促進について、また、市民へ防災意識を根づかせる取組について伺います。
 (6)次の1)から5)は、地域防災計画に記載されていますが、実際の取組について、どのように検討しているかをそれぞれ伺います。
 1)地域における防災リーダーの人材育成を推進するため、地域へ積極的な周知を行い、参加を促進します。
 2)在宅等の避難行動要支援者(災害時要援護者を含む)へのアウトリーチ(訪問支援)の仕組みとして、在宅介護・地域包括支援センター、福祉サービス事業者、民生・児童委員協議会、地域ボランティア団体等の連携を図ります。また、自主防災組織による物資受け取りなど、同組織内での配慮者支援の仕組みの検討を行います。
 3)ひとり暮らし高齢者などに対する避難所からの水、食料等の提供支援について、地域ボランティア、中学生、高校生の活用を検討します。
 4)災害時地域支え合いステーション、コミュニティセンターの運営について、避難所との連携が重要であるため、連携がスムーズにいくように研究していきます。
 5)外国人の支援対策として、武蔵野市国際交流協会(MIA)と災害時における外国人支援活動に関する協定を結び、平常時及び災害時における外国人への支援の具体化を図ります。
 1の2、感震ブレーカー設置について。
 (1)東京都では、首都直下地震等による被害を減らすため、出火防止対策を進めています。その一環として、木造住宅密集地域(武蔵野市では八幡町4丁目、境南町3・5丁目が該当)の木造住宅にお住まいの方を対象に感震ブレーカーを無料配布していますと武蔵野市のホームページに記載がありましたが、上記の木密地域に対してどのくらいの割合で配布されたのでしょうか、伺います。
 (2)令和6年2月9日の読売新聞に、中央区は木造住宅の入居者と身体障害者手帳4級以上の肢体不自由者のいる世帯、高齢者だけで構成されている世帯などへ感震ブレーカーを無料配布すると発表したという記事がありました。本市での木密地域以外の感震ブレーカー設置の取組について伺います。
 2番、小・中学校の給食費無償化について。
 令和5年第4回市議会定例会一般質問で、市長が不在でしたが、私の選挙公約でもあります小・中学校給食費無償化について、3回目の質問をさせていただきました。12月5日、東京都として、令和6年、2024年度の予算案に、都内の公立小・中学校、また、特別支援学校の児童生徒、生徒数83万3,000人の給食費を無償化にした場合の費用の半額分として239億円を計上したというニュースを目にしました。そこで、副市長へ再質問として、東京都の方針に対して、本市の見解を伺いましたところ、副市長からは、新たな体制の中で検討、協議していきたいとの御答弁をいただきました。
 (1)23区では、令和6年度、2024年度から、練馬区以外の22区で第1子から給食費無償化に取り組んでいます。また、狛江市では、これまで多子世帯向けに給食費無償化を行ってきましたが、市立小・中学校に通う児童生徒の3学期分の給食費を無償化にすると発表しました。小・中学校9年間に兄弟が3人通学している御家庭では、年間約15万円以上が節約されます。子育て世代にとって大きな支援となります。
 新たな体制の中、小美濃市長の公約でもあります小・中学校の給食費無償化について、令和6年1月30日付で、総合政策部長、教育部長より、学校給食費無償化に関する庁内検討調整会議の設置についての資料を頂きました。令和5年12月に設置された緊急庁内検討調整会議を受け、庁内検討調整会議を設置し、令和6年度中の実施を目指し検討及び調整を行うと前向きな内容でした。食料品等の物価高騰、光熱費も高騰する中、子どもが望むなら、塾やスポーツ等、教育はかなえてあげたいと親なら考えます。教育費は、学年が進むほど家計に大きく響きます。子育て世代を持続的に支援していくための給食費無償化について、1学期でも早い実現を要望いたします。
 食の教育として、安全に配慮し、厳選された食材での手作り調理の味と質の担保は当然守っていくべきと考えますが、見解を伺います。
 (2)また、本市では、公立だけではなく全ての小・中学校に通学している子どもたち(私学、国立、特別支援学級、フリースクールなど)の御家庭への支援としての取組が期待されていますが、見解を伺います。
 3番、賀詞交歓会の在り方について。
 今年の賀詞交歓会、新春の集いなどの新年会は、多くが4年ぶりでの開催でした。令和6年1月7日に吉祥寺エクセルホテル東急で、武蔵野市、武蔵野市議会、武蔵野商工会議所、武蔵野市商店会連合会主催の賀詞交歓会が行われました。吉祥寺エクセルホテル東急として開業して初めての開催で、大変多くの来客の方にお越しいただきましたが、コロナ禍以前の第一ホテルでの開催では、各コミュニティセンターの委員長や、各地区の民生委員の方が参加されていたと聞きましたが、今年は欠席されていました。ホテルでの会費は、物価高騰もあり、1万円になってしまうのは仕方ないと思われます。近隣の自治体では、市が主催する本市の賀詞交歓会のような会は、どのような形式で行われているかを伺います。
 賀詞交歓会など、多様な市民との新年の交流の場として迎えるなら、例えば武蔵野市民文化会館で小・中学校の演奏会、吹奏楽の演奏、また、コーラスなどを聴き、ロビーや展示室を利用できれば、もっとリーズナブルに開催でき、幅広い世代が参加できるのではないかと考えますが、見解を伺います。
 以上、壇上での質問を終わります。御答弁をよろしくお願いいたします。