12080◯3 番(大野あつ子君) 御答弁ありがとうございました。今回、4つ取り上げたテーマなのですが、ばらばらのようで、実は共通している部分がございまして、今、市長の御答弁でもありましたとおり、分野横断的に対応に当たっていかなければいけない問題が、市が対応しなければいけないものの中で非常に増えてきたということで、今回この4つを取り上げさせていただきました。順次、再質問をさせていただきます。
まず、最初の、多世代の居場所づくりについてということで取り上げさせていただきました。先ほど壇上でも紹介しましたとおり、そもそもの成り立ちが、どういうところに困っているから高齢者は高齢者の窓口、障害者は障害者の窓口といった形でこれまでの支援がつくり上げられてきていたので、国が言う重層的な支援は結構ハードルが高いのではないかなというふうには思っております。その中で、確かに、第4期健康福祉総合計画の中間まとめも見せていただきまして、30、31ページあたりに書いていただいておりますので、進めるのかなというところではあるのですが、もうちょっと具体的にどういうふうに考えられているのかなという部分が。計画が今策定中ということなので、まだということもあろうかと思いますが、もう少し具体的なものがあれば教えていただければと思います。この重層的な相談支援ができるようになると、ここに予算づけができるという理解でよろしいのでしょうか。1番について、その2つをお伺いいたします。
次の1の2の高齢者の居場所ということは、1の1とかぶってくる部分ではあろうかと思いますが、よく、お元気な高齢者の方とお話をしていると、年寄りばかりいるところに行きたくないのよというお話が出てきまして、そうかなと思うのですけれども、これまではいろいろな世代と大家族で交流ができたものが、そういう一つの属性だけの中に行きたくないという御意見も一つはあるのかなという部分で1の1が大事になってくるのかなと思いますので、そういう意味でも、重層的な、多世代が交流するというところは大事かなと思います。1の2については、ちょっと言っていただいておりましたけれども、御答弁に書き切れない部分もあると思うのですが、個別の相談をしますと、本当に丁寧に高齢者のところは対応をしていただいておりまして、いきいきサロンという形にならないところでも様々な集まりがあるというふうに聞いております。ちょっと壇上でも触れましたが、親世代に対して、子どもの世代が、ちょっと最近何か、例えば、片方の親が亡くなってしまって、ひとり暮らしになってしまったときに、どこかにつなげたいと子ども世代が思ったときに、やはりインターネット等で一目で分かるような形、見える化というものを進めていただいたほうが、子どもの側から親に対して背中を押していけるのではないかと思いますので、グーグルマップなどに、今、簡単に場所と中身をプロットするというようなこともできるようになっているので、子ども世代に対してアピールをして、背中を押していただいて、フレイルとかに至る前に社会参加をしていただくという意味で、この見える化という部分が非常に大事であると思いますが、その辺について、もう一度お伺いいたします。
1の3の商店街の取組についてですが、中央の商店街の事務所は、いきいきサロンとして運営する前後にくっつけて、多世代交流というようなものをやっているのですけれども、商店街が多世代の交流を支援するときに予算のつき方がなかなか難しいというのが私の実感でございます。直接その商店会に市が多世代交流を頼んで予算をつけるというのはちょっと無理だと思うのですけれども、例えば、市民社協とか商工会議所などを挟む形で、商店街を拠点にして、空き店舗なども時々あって、今、ネットのシェアリングみたいなものがあります。1年間貸すことはできないのだけれども、次の借手が決まるまでの間、空き店舗をそのシェアリングによって貸す。そのときに多世代交流をその1か月だけできるとか、インターネットが普及してきた時代だからこそできる貸し方みたいなものもできるというふうに思っております。もうちょっと市が支援をして、商店街が空いている資源というものをぜひ活用したらどうかなというふうに思っていますが、その辺について、いかがでしょうか。
3点、お伺いします。