12146◯9 番(小林まさよし君) ありがとうございます。財政シミュレーションも見直していただけるということですので、将来人口推計の見直しとともに、来年どういうような状況になり得るのかが確認できるものだと考えています。
それで、あと、未反映の事業について、これも見込むことができない、でも楽観視していくけれども不断の努力が必要だというようなお話がありました。これについて私のほうで、これは正確でないかもと思うのですけれども、ざっと見ると、例えば吉祥寺駅南口、三鷹駅北口で100から300億円程度、水道一元化も100から300億円程度、公共施設の再整備費用、直近の資材高騰で900億円。これを合わせると1,100億円から1,500億円というようになります。これに先ほどの税収、人口が増えなかった場合などの影響も含めますと、1,500億円から2,000億円の規模の財政負担が、今後増えることになってしまうというように、試算というか、ざっくりとした見立てをしているというところです。不正確な部分もあると思いますけれども、そういうような印象です。
ちょっと18年間、こういう高コスト体質が続いてこういう結果になっている。まちづくり等も進められずにということでこういう状況になったのかなというように思っています。そういう意味では、今後、小美濃市長は立て直すということで、無駄をなくしてこういったところもしっかりやっていただきたいというように思うのですけれども、この抜本的な不断の努力ということもありましたが、昨日、品川区のほうでの例を挙げていた議員の方がおっしゃっていました。
品川区では一般会計の1%に当たる20億円の財源をつくり出して、新たに区民のために充てたということでした。この20億円、1%、武蔵野市では7億円、8億円なのかなということなのですけれども、先日その実績としてお知らせいただいたのは、0.1%程度に当たるのかなというように思うと、ちょっと規模が違うのではないのかなと思います。
先ほどお知らせしたとおり、武蔵野市は本当に豊かな自治体で、市民当たりの歳出額で言うと、武蔵野市は市民1人当たり50万円ぐらいですか。ちょっとすみません。50万円近くだと思います。三鷹市が40万円ぐらいかな。10万円ぐらい違う。歳出額で150億円も1年間で違うわけです。税収で120億円です。歳出で150億円。このぐらいの差がある。本当に豊かな自治体なのです。そういう意味で言うと逆に、これまで高コスト化が進んでいるとして、でも一方で削減することもできるはずなのです。それが数千万円というレベルではちょっと寂しいのではないかなというのが個人的な見解です。
ぜひ小美濃市長にはもう大なたを振るってもらって、撤退すべきは撤退する。勇気を持って、武蔵野市の未来、次世代に負担を残さないような財政運営を行ってもらうために、抜本的な目標をつくって、立てて、事務事業の見直しをしていただきたい。このように考えますが、いかがお考えでしょうか、御回答ください。