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令和6年第2回定例会

6月28日(金曜日)

令和6年第2回定例会
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東山あきお
東山あきお
日本維新の会武蔵野市議団現職

映像ID: 2760

13021◯5 番(東山あきお君)  維新の会の東山あきおです。議案第58号 令和6年度武蔵野市一般会計補正予算(第1回)に賛成の立場から討論いたします。
 主に2点取り上げます。
 1点目、給食費の無償化についてです。この武蔵野市において、愛情弁当ではなくて、愛情給食を市立の小・中学校の皆様に無償で提供できること、市長公約の1つを果たされたこと、大変うれしく思います。我が会派としても、以前に一般質問の場で深田議員が要望しておりましたし、その他多くの会派の皆さんが望んでいたことでした。今回は、東京都公立学校給食費負担軽減事業がトリガーとなりましたが、国や都を取り巻く環境が変わっても本事業を継続し、クオリティを担保することを要望いたします。
 維新の会としても、本政策は全国的に進めております。親世代の所得が低いと、その子どもたちも低所得になるという貧困の連鎖が深刻化を増しています。その原因の一つが高過ぎる教育費で、日本のGDPに対する教育費支出割合はOECD諸国の中でも最低レベルです。家庭の状況にかかわらずひとしく質の高い教育ができるよう、全国に先駆けて大阪においては、高等教育の無償化、幼児教育の無償化、給食費の無償化をはじめとする未来への投資を推進してまいりました。
 本市においては、安全に配慮した食材の厳選、食材の本来の味を大切にする手作り調理、伝統的な食文化を伝える和食献立が特徴的です。また、先日もテレビ番組などで取り上げられました。そのクオリティの高さは全国随一で、注目を集めています。改めて申し上げますけれども、現場の調理場で働く栄養士や調理師の皆様、そして生産者の皆様お一人お一人が武蔵野市の誇りでございます。最大級の敬意を表しつつ、市職員の皆様には本事業を前に進めていただきたいと思います。
 もう1件だけ申し上げます。二酸化炭素濃度測定器を市内の施設へ設置するための補正予算についてでございます。市長公約を実現せんとする御姿勢については、一定理解をします。しかし、今後、冬の時期も含めて、コロナ以外のインフルなどの感染症予防対策にも一定有効かもしれませんが、なぜ今の時期に買わなければいけないのか。他自治体での効果検証も不十分なまま、費用対効果が悪過ぎる施策を突き進んでおられます。すごく疑問に思っており、本件こそ一旦立ち止まって凍結をいただきたかったというふうに思います。効果の検証をすべきで、正直に、高齢者・障害者関連施設、子ども施設全てに600個も買うのではなくて、せめて主要な施設の異なる特徴の部屋10個ぐらいを試験的に買ってみて効果を検証する、それでもよかったかというふうに思います。なぜこのタイミングで追加で780万円も払わなければいけないのかということについて疑問があります。
 我々は、あのコロナ期間を通じて、マスクの習慣や定期的に換気する習慣がついています。民間でも、一たびグーグルで検索すれば、何時間に一度換気をしようというような目安、ガイドラインはあるわけでございます。その換気の必要な時期が来れば、その目安に沿って換気をしましょう、その一言を周知すれば、あんなものは買わなくて済むわけでございます。疑問に思います。
 今回の費用は補正予算として提案されました。今回の補正予算には、給食費の無償化など必要な施策も含まれているため、全体としては賛成します。しかし、これがもし単独の議案でしたら、賛否は分かれていたというふうに思います。こちらについては、引き続き注視をして、事あるごとに問題提起をさせていただきます。
 以上です。