13020◯10番(浜田けい子君) 市議会公明党を代表し、令和6年度武蔵野市一般会計補正予算(第1回)、学校給食費の無償化について、賛成の立場で討論いたします。
学校給食の提供を定めた学校給食法に、学校給食は児童及び生徒の心身の健全な発達と食に関する正しい理解と適切な判断力の育成に重要な役割を果たすとあり、学校給食がこれまで子どもらの栄養を確保し、食のセーフティネットとして機能してきた役割は大きいと言えます。本市においても、学校教育の一環である学校給食を、武蔵野市の食材を生かして、安全でおいしい給食を届けていただいております。そして、給食の質を維持・発展させるこれまでの取組を継続するため、今回、武蔵野市立小・中学校の学校給食費無償化を実施することは、子育て支援として保護者負担の軽減にもつながり、評価をしております。
都議会公明党は、2023年12月21日、2024年度の予算編成に関する学校給食費の無償化を都立高校や区市町村の小・中学校で開始・継続するため、2024年4月から区市町村に費用の2分の1以上を助成するよう要望書を提出し、粘り強い取組を続けてまいりました。その中で、このたびの学校給食費無償化を実施する自治体への補助が決定をいたしました。
第六期長期計画・調整計画策定の中でも、5億円に上る財源をどうするのか、それだけの財源を継続して給食無償化につぎ込むことが最適であるのか、多くの議論があったところです。このたびの東京都の補助金が大きなきっかけとなり、本市で学校給食費無償化が短期間のうちに実現に向かっておりますが、東京都の補助がいつまで確保できるのか、本市負担分の財源を継続的にどう捻出するのかは、早急に検討しなければならない課題であると考えます。
例えば、4月から学校給食費の無償化を実施した三鷹市では、3.5億円の財源を、公設民営保育園を公私連携保育園と移行することで、国庫負担金を確保したそうです。本市の財源確保、今回対象者ではない私立・国立の児童生徒への無償化拡大、そして、不登校児童生徒に対して、ただ給食を用意して待つだけではなく、学校に行きたくても行けないつらい心情に寄り添い、不登校の子どもたち自身が、自分たちは大切な存在であると実感できるような、学校給食の早期対応検討を要望し、賛成の討論といたします。
(5 番 東山あきお君 登壇)(拍手)