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令和6年第3回定例会

9月3日(火曜日)

令和6年第3回定例会
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13092◯市 長(小美濃安弘君)  それでは、菅 源太郎議員の一般質問にお答えをいたします。
 まず、大きな1点目の平和施策について、(1)の武蔵野空襲等の遺物の収集、活用についてお答えをいたします。
 1点目、収集基準の明確化についての御質問であります。戦争遺物等の収集、活用の必要性は認識をしております。一方で、各地の平和博物館等では、戦争遺物の提供が相次ぎ、逆に保存し切れなくなってしまう課題に直面しているとの話も伺っているところであります。どこまでを対象としていくかは難しい問題だと考えております。また、収集した場合の保存場所の確保についても現状では大きな課題でございます。そのため、基準を定めることは重要だと考えておりますが、まだ作成に至ってはおりません。今後、ふるさと歴史館や大学の専門家、平和関係の市民団体の御協力もいただきながら、基準やその後の保存、活用等について検討してまいります。
 2点目、民間所有の遺物の目録化や、市が借り受けての展示などについての御質問であります。現在市では、8月の夏季平和事業、11月の平和の日イベントの際に、市民の皆様から寄せられた戦争関連資料の展示を行っております。懇談会の報告書にも記載のあった戦争遺物の展示に当たっては、五感を使って感じられる工夫が必要との内容を受け、今年度の夏季平和事業の映画上映会などの際には、市民の方が所有する鉄かぶとや爆弾の破片、火ばたきなどをお借りし、来場者に実際に触れていただく機会を設けました。こういった取組を継続するとともに、既に目録の作成に取り組んでいる市民団体との連携や、戦争遺物の常設的な展示などについても検討してまいります。
 次に、(2)市で作成している戦争体験記録集と平和啓発DVDの周知についての御質問であります。現在、体験記録集は、市窓口や平和関連事業で配布を行うとともに、市のホームページでも公開をしております。また、平和啓発DVDについても、職員研修や平和パネル展などの際に上映するとともに、映像を市のユーチューブ公式動画チャンネルに掲載し、どなたでも御覧いただけるよう活用を図っております。これらの貴重な記録により多くの方に触れていただくため、今後も積極的に周知を行い、戦争体験者の記憶や平和への意識の継承に努めてまいります。
 次に、大きな1点目の3番です。青少年平和交流派遣事業についての御質問であります。これまでは、市政の周年事業としてや、平和関連の節目の年に実施をしており、近年では、市制施行75周年の令和4年度に実施しております。懇談会では、過去の参加者に対してアンケート調査を行いましたが、それ以外のフォローアップはできておらず、継続的な活動となっていない点が課題となっております。戦争体験者の高齢化が進む中で、平和への意識を伝承していくためには、次世代の若者が戦争の実相に触れ、同世代間で意見交換や交流を行い、家族や友人、後輩など周りの人たちに体験を伝えることの意義は大きいと考えておりますので、平和施策全体のバランスも考えつつ検討してまいります。
 続きまして、大きな2点目、市立小・中学校のプール施設の在り方についての2番目の3番の2であります。施設整備に係る教育委員会との連携についての御質問であります。総合教育会議の活用を含めた連携をという御提案をいただきました。総合教育会議の趣旨は、市長部局と教育委員会が協議及び連携を行うことで、教育施策を総合的な見地から推進するために設置をされているものであります。これまでも、学校プールの在り方について議論をしてまいりました。今後もこの会議を含めて協議連携を図るべき事項であると考えております。
 続きまして、教育機会確保法で多様な教育の機会の提供が義務づけられた市のサイトで民間を含む居場所や学び場を提供することについての御質問でございます。教育機会確保法で規定されている学齢期の児童生徒につきましては、市が委託し、社会福祉法人武蔵野市民社会福祉協議会が作成している、「小学生以上のむさしの子ども応援ブック」として、市のホームページで情報提供を行っております。応援ブックでは、民間事業者を含めた子どもの学習の場や、自由に過ごす場、子どもが御飯を食べられる場について掲載をしております。
 他の質問につきましては、教育部長より答弁いたします。