13136◯子ども家庭部長兼健康福祉部母子保健担当部長(勝又隆二君) まず、1点目のトレイルカメラでございますけれども、行政報告のときにも、ほかの委員のほうから、将来的にそういう配信できるようなことも必要だという御指摘は受けておりますけれども、今、道場議員のほうからは、このトレイルカメラのチップを回収すること自体が危険なのだから、前からそういう、例えば配信だったりすればよかったのではないかという御指摘だと思いますけれども、実際に以前から、道場議員も御案内のあった熊の出没の情報というのは、見ていただいていると思いますけれども、熊が実際に多く見られたのは、今年でいえば6月ぐらいからです。それまでも出ていますが、一番初めに出たのは、ここにも書いてあるかもしれませんが、まずは、コロナの影響で自然の村を使わなかった時期がありました。この時期に熊のラインが下がってきたということです。食品保管倉庫に蜂の巣があって、それを熊がまずやった、そこが1回目の熊の出没で、そこから始まっているのですけれども、その後、先ほど議員のほうからも御紹介あったように、2023年は熊は確認されていないわけです。
熊の出没は、先ほど申し上げたように、6月ぐらいから頻回に起こっていましたので、それまでは、通常のトレイルカメラは1か月に1回、野外活動センターの職員が川上村に行ってトレイルカメラのチップを回収して、村内で確認するという作業をずっとやっていました。ただ、6月に出たことを受けて、それを2週間に1回に頻度を上げてやったということです。またその後も頻回に出たので、行政報告の際も御指摘があって言いましたが、2週間に1回では足らないので、現地のスタッフにそれをやらせられませんかという話をしましたら、当然頻回に出ていますので、そこの現地スタッフではできない。業者が、職員の、社員の安全を考えるとできないということがあったというのが事実です。実際に毎日巡回していますが、軽トラックで爆竹ですとか、そういうことをやるのは毎日やっておりますけれども、それは職員の安全を考えて軽トラックでやっているというのが実際です。トレイルカメラの回収は2週間に1回、野外活動センターの職員が、複数で事前の対策をしながら安全を確保してやってきたという経過がありますので、随分その前から、その発信型にすれば当然理想的ではありますけれども、必要性として、そのときまでは、発信型にするという、経費をかけてやるというところの状況ではなかったので、今後のことはちょっと分かりませんが、それまではそういう判断はしなかったというふうに考えています。
あともう一つ、青少協に送った熊に関する出没の注意事項、これも御指摘いただきましたが、これは実は、先ほども御答弁さしあげましたが、7月17日に青少協に送信したメールは、これが主ではないのです。7月13日及び7月14日に自然の村で熊が目撃されています、直近で熊が数回目撃情報がありましたのでという情報を、地域に現状を伝えるために出したのがメールです。それに、野外活動センターで作っているこの情報を添付資料としてつけたものです。ですので、これはあくまでも添付資料なのです。野活ではこういう注意事項を配っていますよというのを添付したものなので、本文ではないのです。本文は、7月13、14日に熊が連続して目撃されていますという情報を、まず地域の方にお伝えして、その後、こちらとしては、それを受けて、当然開催の是非も考えなければいけないので、まずは現地の情報を地域に伝えるためにお伝えしたメールに、参考として、野外活動センターで出している熊に関する注意事項というものを添付しました。
この熊の出没に関する注意事項については、自然の村を利用される一般の方に、それまでも、以前も熊が出たということもあるので、そのときは、自然の村自体は閉鎖しておりません。ただ、利用するに当たっては、これは受付の段階から熊の情報はお伝えしているのですけれども、村内を散策する際には、こういう熊の情報がありますので、十分注意をして御利用くださいということです。これは、ほかの、例えば上高地であったり、いろいろな観光地でも熊が出ていますけれども、当然、熊の情報はしっかり伝えた上で、御利用になる方がしっかり、自然の村ではベアベルも貸していますし、いろいろな注意喚起を行った上で、自己責任でしっかり予防をしながらハイキングをするというのは、これは山を利用する方の鉄則でございます。ただ、その際に、事前の情報を与えないということはできませんので、この注意喚起につきましては、一般に御利用になられる方が事前に情報を理解して、もし自分が、これでは行きたくないと判断する材料になるわけです。これを知った上で、なおかつ利用される方は、しっかり防御策を備えた上で歩けばいい、自己責任で歩けばいいわけですけれども、これを見て避ける方もいらっしゃいますので、そういうために作った書類であって、地域の方に一番初めにこれをお伝えするという趣旨で添付したものではございませんので、そのように御理解ください。