13392◯6 番(宮代一利君) ただいま議題となっております議案第57号 グランドピアノの買入れについて、反対の立場で討論します。
議案上程の段階では、ピアノを買い換えることの必要性さえよく見えていませんでしたが、委員会での審査を継続していただき、現場視察を経て詳細な説明をいただき、買換えの必要性自体を理解することはできました。今回問題だと感じているのは、購入するピアノのメーカーと型番を決定したプロセス、根拠が不明確であることです。
今回のように様々な視点があり、メリット、デメリットも多数であり、もちろん金額も大きい場合に、メーカーや型番を指定するには強い根拠が必要と考えています。今回の物品の場合、メーカー、型番が決まってしまえば随意契約になるのは当たり前です。全体の流れに納得感が不足していると感じています。言葉を選ばずに言わせていただけば、何とか工夫して随意契約に持ち込んだのではないのか、疑念を抱いてしまうほどです。本来の考え方は、何とか入札できないかと徹底的に検討し、ほかに代替品がないとか、どうしても入札できない、あるいは決定的要因により随意契約となる場合のみが、こういうプロセスを踏むということになるはずです。これについて監査にて何度も指摘を受けていると思います。一つの考え方として、例えば価格以外の要素、性能、副次的効果などを勘案して入札するのであれば、プロポーザル方式を採用すればよいと考えます。
以上、物品購入に当たり適切な選定手法にて進めるべきと考え、議案に反対します。
(23番 下田ひろき君 登壇)(拍手)