13484◯文教委員長(大野あつ子君) ただいま議題となりました議案第63号 令和6年度武蔵野市一般会計補正予算(第2回)の文教委員会付託分における審査の概要と結果について御報告いたします。
主な質疑は次のとおりでした。
1)学習者用コンピューターの修繕費が当初見込みを大きく上回った要因を伺う。答え、故障台数1台当たりの修繕費用が双方とも想定より増大したことによる。台数については、令和5年度末に卒業生より回収した端末を確認したところ、経年劣化が大きく、修理の必要なものが想定以上にあったことによる。修繕費については、従前は1台が5万円程度だったものが、世界的な部品調達の困難さにより、現在8万円前後になっていることによる。2)今回の補正予算において購入予定の端末の数、単価を伺う。また、教育指導費中の委託料の内容を伺う。答え、300台を想定しており、単価は4万5,000円である。委託料は、端末の初期設定を依頼するための委託費である。3)学習者用コンピューターが故障しても代替機が貸与できない状況と聞いているが、予備機の状況はいかがか伺う。答え、予備機の状況は大変逼迫している。そのため、今回の補正予算で追加購入する端末を、故障の際の代替機や配信用の機材などに充てたいと考えている。4)今後の故障対応について伺う。答え、令和6年度4月1日以降の故障分からは保険適用が始まっているので、購入端末については保険で対応できると考えている。一部リース端末があり、これは引き続き修繕費用がかかるものである。5)リース端末は何台あり、どういう理由でリースしたのか伺う。答え、285台で、当初、予備機はリースのほうが経済的であろうという判断で導入した。今後修繕費用がかさむようであれば、適切に判断していきたい。6)第五中学校改築事業においてインフレスライド条項が適用される経緯を伺う。答え、国が決定した労務単価が一定以上上昇したため、事業者と協議を始めた。7)インフレスライド条項の適用によって上昇した分が、下請に対して適切に賃金として支払われていると考えているのか伺う。また、これらについて市が実態調査をするべきではないか伺う。答え、建築現場での人手不足は深刻なものであり、適正単価以上の給与を提示しないと人が集まらない状況と聞き取りをしている。事業者に対しては協議の中で、インフレスライド条項適用の趣旨をしっかりと伝えている。実態調査については、事業者が多いこと等から困難と考えるが、国の動向や他自治体での対応を踏まえつつ研究していきたい。8)建築費の上昇が学校改築計画全体に与える影響について、どのように対応していくのか伺う。答え、現在既に改築を始めている学校については、現状に見合う工事費を適切に設計し、不調にならないよう進めていく。また、今後改築を開始する学校分については、武蔵野市学校施設整備基本計画の見直しの中で考えていく。
以上で質疑を終了し、討論なく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
よろしく御審議をお願いいたします。
(厚生委員長 本間まさよ君 登壇)