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令和6年第3回定例会

9月18日(水曜日)

令和6年第3回定例会
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西園寺みきこ
西園寺みきこ
立憲民主ネット現職

映像ID: 2817

13533◯24番(西園寺みきこ君)  それでは、陳受6第12号 ごみ収集支援に関する陳情に賛成の討論をいたします。
 今回、ごみ出しに困難を抱える方が市内にまだ多数おられるということを改めて認識いたしました。環境省は令和3年、高齢者のごみ出し支援制度の事例集を作成し、武蔵野市のふれあい訪問収集も委託直営型として事例に挙げられております。シルバー人材センターに委託して、現在140件程度の方が利用されている、安否確認にも役立っている、基本的によい制度だと考えております。今回の陳情をきっかけに、ごみ行政と福祉の見守り、その連携をさらに強化していただきたいと思います。
 1つは申請の方法。厚生委員会の答弁では個人でも申請できるとのことでしたが、先ほどからあるように、市役所のホームページ、高齢者サービスの手引き「い・き・い・き」、障害者福祉のしおり、廃棄物処理の事業概要、どこを見ても、とてもそうは読めません。だからこそ、この陳情が出たわけだと私は解釈しております。そして答弁の中でも、事実上、個人での申請はほとんどない、ケアマネさん、ケースワーカーさんを介しての申請となっていると。この答弁と現実は裏腹、矛盾ではないでしょうか。今後は、今回の陳情をきっかけにして、市長が認める場合という運用を柔軟に拡大し、制度を知らない方にも門戸を広げていただきたい。これが今回の陳情者の願意であると思います。
 2つ目は、そのための周知。先ほどからありますように、ごみ出し弱者という方は市内にまだおられる。年齢が65歳以下であっても、一時的にけがをされている方、移動困難がある方、難病などで体を動かせない方、外見からは見えないけれども、目、視覚に困難のある方、いろいろな方が私の知っている範囲でもおられるのです。今回のテーマは、ごみ行政と福祉の見守りという、行政の中での横断的なサービス拡充を求めるものだと思います。市役所の中で環境のほうと福祉のほうと大きく分かれておりますけれども、そこを横断したサービスを求めているのです。ごみだけでもない、福祉だけでもない、市民生活全体を見渡したよりよい制度にブラッシュアップしていくことが求められている、そのためのよい議論になったと考えております。
 市民生活には、ごみ出しは欠かすことができません。今後、改善強化がさらになされることを求め、陳情に賛成の討論といたします。