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令和6年第3回定例会

9月18日(水曜日)

令和6年第3回定例会
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13548◯水道部長(福田 浩君)  それでは引き続き、令和5年度武蔵野市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について御説明いたします。
 恐れ入りますが、令和5年度歳入歳出決算書の44、45ページをお願いいたします。
 1、収益的収入及び支出は、事業活動に伴い発生した全ての収益とそれに対応する全ての費用で、金額は消費税及び地方消費税込みの金額でございます。
 まず、収入の主な項目について御説明いたします。
 第1款水道事業収益の決算額は、36億6,059万6,265円でございます。
 第1項営業収益の主なものは給水収益で、決算額は34億9,850万3,663円で、コロナ禍の影響及び節水意識の定着等により、予算に対して2億2,069万6,337円の減でございます。
 第2項営業外収益の主なものは、長期前受金戻入で、決算額は1億6,209万2,602円で、予算に対して2,551万7,602円の増でございます。
 第3項特別利益はございませんでした。
 次に、支出の主な項目について説明いたします。
 第1款水道事業費の決算額は、36億1,265万8,689円でございます。
 第1項営業費用の主なものは、受水費、減価償却費、委託料等で、決算額は35億4,399万4,212円でございます。
 第2項営業外費用は、支払利息及び雑支出、消費税及び地方消費税で、決算額は6,866万4,477円でございます。
 第3項特別損失、第4項予備費はございませんでした。
 46ページ、47ページをお願いいたします。2、資本的収入及び支出は、事業経費に係る収入並びに諸施設の整備及び改良に要した支出で、金額は消費税及び地方消費税込みでございます。
 まず、収入の主な項目について説明いたします。
 第1款資本的収入の主なものは企業債で、決算額は2億6,549万566円で、予算に対して4,373万7,434円の減でございます。
 第1項企業債の決算額は2億2,990万円で、予算に対して2,403万1,000円の減でございます。
 第2項固定資産売却代金はございませんでした。
 第3項負担金の決算額は3,559万566円で、予算に対して1,970万5,434円の減でございます。
 次に、支出の主な項目について説明いたします。
 第1款資本的支出の決算額は、8億3,734万7,557円でございます。
 第1項建設改良費の決算額は5億4,692万2,458円、第2項企業債償還金の決算額は2億9,042万5,099円でございます。
 第3項予備費はございませんでした。
 款全体の不用額は6,699万2,443円で、その主なものは工事の契約差金等によるものでございます。
 なお、46ページの表欄外に記載のとおり、資本的収入及び支出の差引きで5億7,185万6,991円の不足額が生じましたので、過年度分及び当該年度分の損益勘定留保資金ほかで補填いたしました。
 48ページをお願いいたします。このページから55ページまでの財務諸表の金額は、消費税及び地方消費税抜きの金額でございます。
 まず、令和5年度の事業運営における収益と費用を示した損益計算書について説明いたします。
 1、営業収益は、(1)給水収益から(3)その他営業収益までの合計で、31億8,473万8,129円でございます。
 2、営業費用は、(1)原水及び浄水費から(7)資産減耗費までの合計で、33億524万1,538円でございます。
 営業収益から営業費用を差し引いた営業損失は1億2,050万3,409円でございます。
 3、営業外収益は、(1)受取利息及び配当金から(5)引当金戻入までの合計で、1億6,206万7,769円でございます。
 4、営業外費用は、企業債の支払利息である(1)支払利息及び企業債取扱諸費及び(2)雑支出の合計で、4,250万2,008円でございます。
 営業外収益から営業外費用の差引きは1億1,956万5,761円で、これに営業収益から営業費用の差引きである営業損失を引いた経常損失は93万7,648円でございます。
 5、特別利益、6、特別損失はともにございませんでしたので、当該年度は93万7,648円の純損失でございます。
 その他未処分利益剰余金変動額は1,264万6,293円で、当該年度未処分利益剰余金は1,170万8,645円でございます。
 50ページ、51ページをお願いいたします。令和5年度中の資本金及び剰余金の増減の変動状況を示した水道事業剰余金計算書について説明いたします。
 まず、資本金でございます。
 令和4年度の決算において、議会の議決をいただき、1,603万8,886円を地方自己資本金へ組み入れたため、令和5年度末の資本金合計は79億6,971万9,292円でございます。
 次に、剰余金でございます。
 資本剰余金のうち負担金は1,646万6,258円で、変動はございません。
 利益剰余金のうち減債積立金は、資本的収入及び支出の差引不足額の補填財源として1,170万8,645円を取り崩したため、令和5年度末の残高は2億7,871万6,454円でございます。
 利益積立金は、令和5年度決算における純損失93万7,648円と同額を取り崩しましたので、令和5年度末の残高は22億1,236万833円でございます。
 建設改良積立金の残高は9億1,408万8,654円で、変動はございません。
 未処分利益剰余金は、令和4年度決算において議会の議決をいただき、同額を自己資本金に組み入れたため、繰越利益剰余金はございませんでした。令和5年度末の残高は、当該年度の純損失と同額である未処理欠損金を利益積立金の取崩額である未処分利益剰余金で相殺したため、資本的収支の不足額を補填するために取り崩した減債積立金と同額の1,170万8,645円でございます。
 以上により、利益剰余金は、純損失と同額を取り崩したため、令和5年度末の残高は34億1,687万4,586円でございます。
 資本合計は114億306万136円で、後ほど説明いたします55ページの貸借対照表の資本合計と一致するものでございます。
 52ページをお願いいたします。地方公営企業法第32条の規定により、剰余金の処分につきましては議会の議決を経ることとなっておりますので、令和5年度武蔵野市水道事業剰余金処分計算書(案)としてお諮りするものでございます。
 当該年度末の未処分利益剰余金は、先ほどの剰余金計算書で御説明いたしましたとおり、1,170万8,645円でございます。そのうち全額を資本金へ組み入れることについて、決算の認定と併せて議決をお願いするものでございます。
 次に、54、55ページをお願いいたします。令和6年3月31日現在の資産、負債及び資本の状況を示した貸借対照表について説明いたします。
 まず、資産の部でございます。
 1、固定資産(1)有形固定資産、イ、土地は、取得価格でございます。ロ、建物から、ヘ、工具器具及び備品までは、取得価格、減価償却の累計額及びそれらを差し引いた額でございます。
 (2)無形固定資産は、イ、電話加入権及びロ、施設利用権、ハ、その他無形固定資産で、固定資産の合計額は139億5,063万3,765円でございます。
 2、流動資産の合計額は20億8,985万8,842円で、1、固定資産と合わせた資産の合計は160億4,049万2,607円でございます。
 次に、負債の部でございます。
 3、固定負債の合計額は20億6,434万514円、4、流動負債の合計額は8億2,776万2,962円、5、繰延収益の合計額は17億4,532万8,995円で、負債の合計は46億3,743万2,471円でございます。
 次に、資本の部でございます。
 6、資本金は79億6,971万9,292円、7、剰余金の合計は34億3,334万844円で、資本合計は114億306万136円となるものでございます。
 負債及び資本の合計は160億4,049万2,607円となり、54ページの資産合計と一致するものでございます。
 56ページ、57ページをお願いします。注記は、財務諸表の作成に当たり採用した会計処理の方法及び手続などについて示したものでございます。
 続きまして、キャッシュ・フロー計算書について御説明いたしますので、恐れ入りますが、決算参考資料の89ページをお願いいたします。
 これは令和5年4月1日から令和6年3月31日までの資金の動きを示したもので、金額は消費税及び地方消費税抜きの金額でございます。
 業務活動に関するキャッシュの増減を示す1、業務活動によるキャッシュ・フローは、7億3,623万1,655円のプラスでございます。
 投資活動に伴うキャッシュの増減を示す2、投資活動によるキャッシュ・フローは、4億6,595万5,343円のマイナスでございます。
 企業債の借入れによる収入等に関するキャッシュの増減を示す3、財務活動によるキャッシュ・フローは、6,052万5,099円のマイナスとなっており、業務活動とともに借入金残高を減らしながら投資活動を行っていることを示しております。
 1、業務活動、2、投資活動、3、財務活動の各キャッシュ・フローの合計による令和5年度の資金増減額は、2億975万1,213円のプラスで、資金期末残高は17億7,726万2,721円となり、令和5年度歳入歳出決算書54ページの貸借対照表の2、流動資産(1)現金・預金と一致するものでございます。
 以上がキャッシュ・フロー計算書の説明となりますが、このほか決算参考資料の80ページから87ページには、工事の概況、取水・給水の状況及び契約に関する事項等を、90ページから94ページには収益的収入及び支出、資本的収入及び支出の明細を、96ページ、97ページには固定資産の詳細を、98ページ、99ページには企業債の詳細を記載しておりますので、御参照いただければと存じます。
 以上で令和5年度水道事業会計の決算の説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。