13720◯15番(蔵野恵美子君) 土はごみではないから回収しないとなると、では古紙だとか古着だとかも回収していますよね。資源化できるということで。だからそう考えると、土だって再生できるという考え方であれば、やはりその事業者をもうちょっと頑張って探していただいて、何とかできないかなというのは率直に思いました。ぜひ前向きに検討いただきたいと思います。
これは事務事業評価では、土と油の回収事業を同じ項目で一緒にして廃止にしているのです。これもどうなのかなと今さら思っているのですけど、違うものだと思うのです。異なるものを一緒に廃止という1項目にして、その理由が事業者の撤退になっているのだけれども、例えば油は少量であれば古紙に染み込ませて燃えるごみにできますし、量が多ければ固めるテンプルだとかで固めて、燃えるごみにできますけれども、土というのはもうどうしようもないのです。先ほどほかの議員も言っていましたけど、マンションの場合、再生したってどうしていいか分からないという、本当に困るわけです。ですので、それを一緒に考えて事業廃止されていますけど、それはもう一度ちょっと見直していただきたいというふうに思っていますので、要望しておきたいと思います。
続いて、三鷹駅北口から広がるまちづくりについてです。これは大垣市の場合、拡大のテンポが速くて、約2年間でまちをつなぐスクエア、回遊コースを提案されている。これがちょっと三鷹駅北口の社会実験と異なることだなと思いながら伺っていました。三鷹駅北口の社会実験は、2019年から始まって5年経過していますけれども、この目的が、2017年度に示された三鷹駅北口街づくりビジョンにある、三鷹駅北口の10年後の目標像を探るためのものということ、そういった目的があったということとか、その複雑な交通体系だとか、地権者さんの御意向なんかもあったりで、そもそもの目的や状況が異なるということは理解しています。
しかしながらそうこうしているうちに、あと2年でそのまちづくりビジョンの改定時期となるわけですから、一定程度この社会実験の成果とかビジョンへの反映状況、これを整理する時期なのかと思いまして、質問させていただきました。
質問なのですけれども、オープンテラスを市が関与しなくても市民の自発的な開催ができるようにと、これが自主的な持続可能な開催ということで、1つ課題ということだったのですけれども、先日、11月30日にも開催されたタワーズマルシェ、あれなんかももう自主的な開催となって、その芽が育っているのかなというふうに感じました。
ただ一方で、大垣市のように市が関与することで、それが飛躍的に進展するという部分もあるわけです。そこら辺、今後その市の関与というものをにぎわいづくりにおいてどう考えていらっしゃるのか、改めて伺いたいと思います。
それと、三鷹駅北口のここ数年の変化について、どう感じていらっしゃるかというのを伺いたいと思います。というのも、最近感じていることなのですが、三鷹駅かいわいがこれから熱くなるのではないかなと私は思うのです。
本市では中央線の三駅を有していて、それぞれの駅圏で個性があるということは長らく思っているのですけど、吉祥寺駅で言えば大小様々な商店街があって、もう商業地域として確立している。武蔵境駅は近隣に大学が幾つかあったり、10年くらい前からマンションの建設も増えて、比較的若い世代の方が多く、活気のあるまちと、何となく、私の印象ですけれども持っています。
一方で、三鷹駅北口というのはターミナル駅であって、大きな企業があったりすることから、通勤や会社員のまちというようなイメージ。駅から少し離れると割と個性的なお店とかが、ちょっと裏側なんかにあったりするのですけど、駅前の雰囲気で言うと、まちの個性という意味ではちょっと薄いかなというふうに感じていました。ただ最近は中町に新しいマンションが増えて、子育て世代も増えてきて、人口も増えているエリアだと。これからポテンシャルが高いエリアだと思うのだけれども、そこら辺、その表れが例えばそのタワーズマルシェとか、そういった自主的な開催やにぎわいが生まれているのかなと思います。
長らく武蔵野市に住んでいらっしゃる小美濃市長が長い目で見て、まちの変化、三鷹駅北口の変化とかをどのように感じていらっしゃるのか。私なんかまだ15年ぐらいですから、それぐらいの変化しか分からないですけど、様々見ていらっしゃる中でどのように感じていらっしゃるか、伺いたいと思います。