令和4年度決算特別委員会

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小林まさよし
小林まさよし
会派に属さない議員現職

映像ID: 2552

3465【小林委員】  おっしゃるとおりです。市債よりも基金の残高のほうが多いので、ある意味、財政面だけで言えば、基本的に金利上昇はポジティブな影響のほうがまだ大きいのかもしれないのですけど、今後のことを考えると、そこについてもしっかりと、この影響、金利上昇がマイナスに動くようなことがないようにしていただけたらなと思います。
 それに加えてちょっと1つ私が気にしているのは、倒産リスクの高まりというのもあると思うのです。金利上昇によって──最近金利上昇だけでなく、資材高騰とかもあると思うのですけど、建設会社とかの倒産も増えているといういうような話も聞きます。様々な取引先がいると思います。こういったところも懸念される、後で大きな問題にならないように、注意していただければと思います。
 それで次に、武蔵野市の財政のところで、高コスト化の状況の対応についてお伺いしていきたいと思います。武蔵野市の財政状況は私がこれまでお伝えしているとおりですが、高コスト化が進んでいて、インフレに弱いのではないかと考えているというところをお話しさせていただいています。
 令和4年度の財政状況について、三鷹市と比較してみました。武蔵野市の財政的な豊かさですが、まず市民1人当たりの市税で見ると29万1,000円。三鷹市が21万円なので、その差は8万1,000円です。武蔵野市の人口を14万8,000人で計算すると、1年間当たり武蔵野市は120億円、財政的に豊かな運営ができるということになります。三鷹市も、もう本当に十分豊かな自治体だと思います。さらに輪をかけて豊かだということです。
 120億円あれば、毎年何ができるのだろうと普通に思うわけなのですけれども、この120億円の内訳を見ると、物件費が70億円。先ほど委託費も増加しているという話がありました。インフレの影響があるとおっしゃっていましたけど、委託費が含まれる。物件費70億円です。人件費が20億円、投資的経費が25億円程度と計算されるというところです。そしてその今の物件費の状況について見てみると、委託費に多額の税金を投入していて、それが右肩上がりに増加しているということが確認されています。
 外郭団体を含む外部機関への委託費は、令和4年度で総額139億円となっていると認識しています。コロナ関連の委託費の影響を除いても125億円というように、私のほうでは計算しています。10年前と比較すると、コロナ関連の委託費は32億円増えているのです。コロナ関連ではないか。すみません、不正確かもしれないですけど。単純計算で、1年間3億円以上増えている。そしてこれからがインフレの影響で、またこの先増えていく可能性もあるということです。今申し上げたように武蔵野市は豊かな自治体ですが、一方で、他市と比較して歳出も大きい、つまりはインフレの影響も大きくなるとも考えられるわけです。
 そういう中で武蔵野市の一般会計の歳出のうち、特定財源を除いた一般財源部分について、過去の推移を確認してみました。この数字を見るのがいいのかちょっと分からないのですけれども、決算参考資料で言うと、29ページの下のほうに款別財源内訳というのがあって、特定財源と一般財源に分かれていて、特定財源をちょっと外して一般財源だけで見てみようという試みをしました。その結果、令和2年度が471億円、令和3年度、プラス14億円の485億円、令和4年度、これもプラス14億円の499億円と、毎年14億円ずつ増えているということも確認されています。
 これが正しいかどうかというのはちょっと分からないところなのですけれども、先ほど申し上げたように武蔵野市は他市と比較して、裕福がゆえに支出が多い。そしてこのように支出額も増えているということがあるのですけれども、私の認識が正しいかどうか、ちょっと教えてもらいたいのですが、武蔵野市は他市と比べて高コストな状況と言っていいのかということ、そしてインフレの影響を受けやすいということでいいのか、これについてお伺いしたいと思います。

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