
深田貴美子
映像ID: 2552
3532【深田委員】 大変大切なことだと思います。伝えたほうはそのつもり、しかしながらきちんと伝わっていないということは大いにあることです。
そこで1つお願いなのですが、主管者会議のお知らせというのを毎月議会事務局のほうに、これまで絶やさずお配りいただいており、私たち議員はそこからコピーを頂いておりましたが、令和4年4月以降、ぱったりと途絶えているようです。私は、主管者会議の便りの内容を拝見して、皆さんがどのように議論をし、何に困っており、何が課題であり、そして最後に、市長、副市長からどういう声がけがあるのかというのを読むことで、少しでも皆さんの御苦労を知ろうという一助になっておりました。これは大切な伝達ツールだと思います。ぜひとも復活をしていただきたいということをここで要望しておきます。
それでは歳入に入ります──歳入は違いました、失礼しました。総括でございました。まず、人口の問題なのですけれども、この間、私がいない間、小林議員が一生懸命やってくださっていました。人口推計の問題は、私も一時期大変心配をしておりました。と申しますのは、もちろん社人研や東京都の推計と大きくずれているということもあるのですけれども、果たして武蔵野市の都市計画上、住まうことができるのかというところを私は問題にしておりました。令和4年の予算委員会の議事録を拝見しますと、人口推計の乖離が、ずれたもののということで、当時の笹井副市長が、日本人の人口推計は0.8%しかずれていないのですというようなことをおっしゃっているのですが、恩田副市長の御答弁の中で、例えば寮とか金融機関の寮、大型の土地が若干まだ残っている。また、大型の幹線道路の沿道の土地利用が比較的高い60%、200%といった容積が残っている状況もあり、ここの開発の可能性があるのだということをおっしゃっています。確かに、こちらにあります武蔵野市の都市計画の図面を見れば一目瞭然でございます。この容積がどのように生かされていくかということが今後心配でもあり、まちづくりの戦略でもあると思います。
と申しますのは、武蔵野市はこれまで30年間ずっと人口は13万。そして、隣地との離隔を結構大切にしてきました。このお話は、法政大学の公共政策大学院にお運びいただきました当時の小森室長がお話をしてくださったことです。人口を増やさない、そして緑を大切にする、隣地との離隔を保つ、これを武蔵野市はまちづくりと呼んでいた。ですから、行政用語でまちづくりといったときは、この2点が重要なのだというお話を聞き、驚きました。でもそれは、ある意味都市戦略であり、都市計画なのです。間違ってはいないのです。
そうしますと、今後、こうした都市計画の図面に沿って、容積・建蔽率が比較的実現可能なところが大きく開発されていくとなると、これまでの武蔵野市が大切にしていたまちづくりが形が変わります。これについては、どのように議論をされてお考えになっていらっしゃいますでしょうか。