令和5年 厚生委員会

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7497【小久保高齢者支援課長】  それでは、武蔵野市高齢者福祉計画・第9期介護保険事業計画中間のまとめにつきまして御説明いたします。オレンジ色の冊子とセットになっている概要版を御覧ください。
 1、本計画の基本的な考え方でございますが、武蔵野市ならではの地域共生社会の実現を総合理念として掲げ、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、高齢者の尊厳を尊重し、誰もが住み慣れた地域で生活を継続できることを基本目標といたします。また、地域包括ケアシステムを、本市ではまちぐるみの支え合いの仕組みづくりと言い換えておりますが、引き続きこちらを基本方針といたします。そして、図の武蔵野市が目指す高齢者の姿とまちづくりに記載のとおり、まちぐるみの支え合いの基盤をつくってまいります。
 ページをおめくりください。2、本計画策定に当たっての12の視点と重点的取組でございます。視点は、本計画策定に当たり重要となる視点として整理したもので、その視点に基づき重点的に取り組んでいく項目を、重点的取組として掲げてございます。
 それでは、ポイントを絞って説明いたしますので、右のページを御覧ください。1−1は、健康長寿のまち武蔵野を推進するため、民間企業やNPOとの連携等により、フレイル予防事業を進めていくこと。
 また、1−2では、聴こえの問題への支援について掲げてございます。
 2−1、既存の市単独サービスの利用促進でございますが、生活支援サービスについて、対象要件や市民ニーズに合わせた事業内容の見直しなどを検討します。
 2−2では、高齢者見守りサービス等について、効率的かつ効果的な方法を検討します。
 認知症高齢者施策につきましては、3−1、「チームオレンジ」を主体とした支援体制づくりと、3−2、認知症高齢者見守り支援事業の利用促進を掲げています。認知症になっても、本人、家族が地域で安心して暮らすことができ、認知症のある方を含めた市民一人一人が、その個性と能力を十分に発揮する機会を提供できるよう、内容の充実等を図ってまいります。
 4−1ですが、武蔵野市住宅改修・福祉用具相談支援センターとの連携の推進について記載しています。
 また、4−2、市有地活用による看護小規模多機能型居宅介護の整備を引き続き進めてまいります。
 5−1、医療と介護の連携の推進につきましては、切れ目のない医療と介護の連携体制の構築をさらに進めていきます。
 続いて、6−1から3でございます。介護人材の確保と育成、定着が、今まさに喫緊かつ最大の課題と認識しているところでございますが、地域包括ケア人材育成センターによる総合的な人材確保・育成事業の充実、介護職・看護職Reスタート支援金の継続、介護現場の生産性向上の取組の3本を掲げています。
 最後のページをお願いいたします。今後も介護給付費の上昇が見込まれる中で、給付と保険料のバランスに配慮し、効率的・効果的にサービス提供基盤を整備していく必要があります。
 図表を御覧ください。第9期計画における介護サービスの水準と負担の在り方に関しては、3つのパターンを検討いたしました。
 まず、パターン1でございますが、現行の居宅サービス水準を維持しつつ、第8期中に開設を予定していた施設等について、引き続き整備を図るものでございます。この場合の保険料基準額への影響は、3つのパターンの中では小となります。
 次に、パターン2でございますが、これはパターン1に加えて、小規模多機能型居宅介護1か所と、認知症高齢者グループホーム1か所の開設を見込んだものでございます。この場合の保険料基準額への影響は、3つのパターンの中では中となります。
 最後にパターン3でございますが、これはパターン1と2に加えまして、サービスつき高齢者住宅や住宅型有料老人ホーム等を積極的に整備するものでございます。この場合の保険料基準額への影響は、3つのパターンの中では大となります。
 なお、保険料基準額の算定に必要な係数や報酬単価などは現時点では明確になっていないため、国から示される係数等の確定後に、最終的な第1号被保険者の保険料基準額を算出いたします。
 本市といたしましては、アンケート調査において、サービス内容を見直して、過度な保険料負担にならないようにするべきとの回答が多かったことを踏まえ、パターン2を前提として検討を進めてまいります。
 以上でございます。

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