0箇所マッチ

きくち由美子
映像ID: 2581
7504【きくち委員】 ありがとうございます。厚生委員として10月に、奈良県と京都府などで、高齢者支援、障害者福祉関係など、同じような支援の取組をしている市を視察してまいりました。武蔵野市、本市は約21%ぐらいの高齢化率なのですが、視察した市はそれよりもかなり高く、30%前後の高齢化率のまちでしたので、かなりそのような、今計画していることの実現として、いろいろ既に実行して行われているというところを、実際に見てまいりました。
そこでとても感じたことは、視察の報告にも、委員長から詳しい報告が出ているのですけれども、地域、まちぐるみというところで、やはり民間と一般の市民の方が本当に一緒になって、皆さん、市全体の人を見守っているという取組に、すごく感銘を受けました。そこで、例えば民間ですと80以上の団体が認知症のサポーターとして登録してあったり、あと、実際に奈良県の生駒市に至っては、武蔵野市のように平たんなまちではなく、本当に出た瞬間に坂だらけのようなまちでしたので、一歩踏み出すには足腰が丈夫でないと、一歩もうちから出られないようなまちでした。なので、やはりそういう面では、一人一人が健康でなければいけないという自覚がとても感じられました。
そこで、健康調査みたいな形でアンケート調査をするのですが、もう回収率が90%以上あることにとても驚き、残った人たちもアウトリーチによって、その方々が住んでいる御自宅の状況とか、その方々の健康状況が分かったところでサポート機能があるということで、すごくまちぐるみで、本当に市全体で、全ての人が健康な状況で生活していくということに感銘を受けました。なので、実際中間まとめにいろいろ出ていることが、今後、武蔵野市で高齢化社会に向かって実現していく具体的な取組になっていくと思うのですが、とてもそのことは勉強させていただきました。
本市においても、いろいろ先ほどおっしゃっていたように、例えばテンミリオンハウス事業とかは、ほかのところにはない、やはりとても体力のある、経済力のある市でないとなかなかできない取組だと思うのですけれども、テンミリオンハウスというのは本当に独自のものだと思います。
それでそこで携わっている人たちもそうなのですが、まちぐるみの支え合いと切れ目ないサポートのことは、やはり今後もかなり考えていかなければならないことだと思います。地域の活動においても、本当に担い手が不足している状況なので、その辺のまちぐるみでいろいろなことをやろうと思ったときに、いろいろな分野で担い手ということを考えなければいけないと思うのですが、市としては、担い手ということに対してどのようなお考えか、お知らせ願いたいと思います。