令和5年 厚生委員会

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7585【長坂相談支援担当課長】  認知症の初期対応というところなのですけれども、武蔵野市でも基本的にはアウトリーチをいたします。
 確かに相談だったり、例えば近所の方だとかそういったところから何かお話がなければ、なかなか行けないというところはもちろんございますけれども、初期集中チームを使う場合というのは、やはり素直に医療だったりいろいろなところにつながらない方に対して、このチームをつくって、医師だったり在支のコーディネーターだったりが訪問してつなげていく。こっちのチームでどういうアプローチの仕方ができるのかということを考えながらつなげていくのが、初期集中チームの役割でございますので、基本的に全国同じようなスキームでやっているかと思いますので、もちろんアウトリーチもしています。
 武蔵野市の場合は、先ほど御例示のあった自治体ほどではないかもしれませんけれども、初期集中の前から、例えば、三鷹市と武蔵野市と、両方の医師会と、あと在宅介護支援センター、地域包括の職員とで、介護と医療をスムーズにつなぐような、もの忘れ相談シートというのをつくりまして、例えばそういった方、気になった方がいらっしゃったら、お医者様にスムーズにつながるようなツールをつくったりですとか、あとは、相談事業も各種、もう月に3回はどこかでやっているような状況でやっておりますので、そういった中でピックアップをしていってつなげていくということをしています。
 医療・介護連携の中に医療連携部会というのがございまして、そこでこの間、日赤の疾患医療センターの先生から、ぜひ事例を聞いてもらいたいということがありまして、それは、もの忘れ相談医ではないかかりつけの先生が、ちょっと患者さんで気になる方がいると、市のコーディネーターのほうに御相談がございまして、すぐに市のコーディネーターはかかりつけの先生とも相談して、まずかかりつけ医から日赤のほうに受診を勧めていただきました。
 市のほうでは、在宅介護支援センターにすぐに連絡して、地域の在宅介護支援センターの者が、先ほどのアウトリーチの話なのですけれども、例えば暑い日だったら、ちょっと熱中症でいろいろなものを配っているので訪問しましたみたいな形でアウトリーチをしていって、そこでお話を聞きながら介入していくというようなことを、もう昔からやっていますので、そういった手法でつながって。その方の場合は、そういった形で在支が行ったら、消費者被害にも遭っていたということが分かりまして、未然に防げたというような事例があって、そこでまた介護申請もしていただいて認定もできたというような事例がございました。
 それは、本当だったら多分初期集中を使ったり、いろいろな制度を乗せてやることもできたのですけれども、もう既にそういったものを使って、顔の見える関係、連携が取れていましたので、何もなく短期間で済んだと。本当はこういう事例が増えていけばいいのだというような御発表がございまして、そういう意味では、武蔵野市が今までやってきたことの事例が積み上がってきて、こういった関係性がつくられつつあるのかなというふうに思っています。
 あと、早期発見というところではいろいろなスキームがございますので、そこは様々研究の余地が。これからどんどん増えていきますので、そういった方を取り残さないようにどうやってアプローチできるのかということは、やはり今後課題かなというふうには思っております。
 以上です。

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