
宮代一利
映像ID: 2501
1811【宮代委員】 例えば、武蔵野市でいろいろな別の案件についてパブリックコメントをやったときに、出てきたパブリックコメントをつぶさに全部整理をしていただいて、必ず回答を戻していただいているではないですか。そういった今までの武蔵野市の中のやり方で、市民はそういったものをベースにして物を考えていくというふうに、今、どんどんそういうところは研ぎ澄まされてきていると思うのです。それに対して、オープンハウスで広く意見が聞けました、そこまではいいです。多分そうだと思います。1対1でできるから。ただ、そこで全部回答できるわけもなく、やはりそこで声が拾えたのだとしたら、拾えた声がどんなものだったのか、そういったことを整理して、それに対してきちんと一つ一つ回答していくような、そういったことは本当にできているのかなというところをもう一回振り返っていただきたいなというふうには思っています。
それからもう一つ、先ほど御説明の中で、安全に掘進するための再発防止対策についてということで、ここはいつも判で押したように同じことが書いてあって、有識者の御意見を伺いながらというふうな説明になっていて、だから大丈夫ですという説明を受けるわけです。前も申し上げたけど、この有識者は、ずっと同じ方たち、それも事業者寄りの方たちが有識者になっています。要するに、今までこの事業というのは、有識者と言われる方たちのお墨つきをもらいながらこういうシステムを構築して、大深度でやれば大丈夫ですという流れの中でずっとやってきた方たち。はっきり言って、この有識者のお墨つきをもらいながら、事故を起こして、失敗しているのです。その方たちがまた同じ有識者ですと言って出てきて、大丈夫ですと。きちんと大丈夫ですという技術的な根拠まで示して判を押してくれたのは見たことがないのですけど、少なくともここには言葉づらとして、有識者から一定の御意見を伺っているから大丈夫ですという説明になっていて、これは我々はどうやって信じたらいいのですか。失敗した人たちと本当にこのことが次のステップに向けてレベルアップできるというふうにお考えなのかどうか。その辺の有識者の方たちがどんなスタンスを取っているのかということについて、お感じになっていることがあればぜひ教えていただきたいと思います。