2107【射場下水道課長】 まず1点目、使用料改定に関する委員会での御意見というところになりますけれども、そちらにつきましては、様々御議論いただいている中で、やはり目下の物価上昇等をしっかり反映させた上で、下水道事業の安定した経営に向けた対応が必要ではないかという御意見をいただいているところでございます。
次に、2点目の大口利用者の方への対応というところですけれども、なかなか私どものほうから多く排出してくださいというようなお話をできるわけではございませんので、いかに経済活動が回復していくかというところになりますけれども、今回のシミュレーションにおきましては、令和7年度には元の水準に戻るだろうという見通しの中で、シミュレーションを設定させていただいております。
次に、3つ目の国からの支援状況でございますけれども、下田委員がおっしゃるとおり、最近国庫補助金につきましては縮小されている傾向にございます。どちらかというと、今は雨水対策など、そちらのほうに重点を置かれて重点配分されているような状況でございまして、今年度、令和4年度につきましても、管渠の更生工事を実施して、それに国費を要望しているのですが、実際には50%ぐらいの内示しか得られないような状況になってございました。
ただ、今後私どもとしても、やはり国庫補助金は下水道事業経営のかなり大きなウエートを占める収入ではございますので、できるだけ重点配分事業とか国の動向も確認しながら、国庫補助の獲得に向けて動きたいというふうに考えております。
ちなみにこの今回のシミュレーションの条件におきましては、概要版の裏面にあります8番の投資・財政計画のシミュレーションの条件というところで、(2)財政計画の4)補助金等の推計にございますけれども、国庫補助金としては事業費の40%、都補助金については2.5%という条件でシミュレーションを実施しております。
以上です。