令和5年 建設委員会

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2119【射場下水道課長】  まず武蔵野市内につきましては、現状、時間40ミリ降雨にしか対応できない管渠の地域が、本編10ページになりますと、善福寺川排水区、また神田川排水区のエリアとなってございます。これが50ミリになればそれでよいのかというのが1点目の御質問ですが、冒頭にもちょっとお話ししたとおり、最近やはり局地的大雨によって浸水被害が増えていて、過去のトレンドから見ましても、降雨量が1.1倍とか1.何倍になってきているというようなお話もあります。そういう中で、今の下水道業界の中での動きとしましては、計画降雨強度を若干高めていったほうがいいのではないかという動きも出ています。
 そこで今回特徴的な事業として御説明いたしました、概要版の2ページ目の左のほうにあります雨水管理計画(仮称)の策定というもので、その対応をしていくための方針を定めたいというふうに思っております。なかなかやはり今まで長期にわたってインフラを整備してきた中で、急に40ミリを50ミリに変えるというのは、すごく難しいお話になってまいります。ただ、やはり市内全域を見ますと、下水道管の流下能力が十分足りている地域もあれば、やはり地形的な問題で、50ミリ確保していても浸水被害が発生してしまう地域などもございます。
 ですので、やはり全域を見ながら、対策すべき区域、目標整備水準、その施設整備の方針、それを一気につくってしまうのではなくて、段階的に、少しでもレベルアップを図りながら、浸水に強いまちづくりに向けた動きを進めていきたいなというふうに考えております。
 2つ目の石神井川流域の75ミリという話なのですけれども、あちらの話は、東京都の豪雨対策基本方針という平成26年に東京都が策定している計画があるのですが、その中で、基本的に河川流域の中で区の地域が多い流域につきましては、時間75ミリの降雨に対応するような計画となっております。その75ミリの内訳としましては、下水道管で時間50ミリ、あとは雨水貯留浸透施設などの浸透施設の整備で時間10ミリ分、残りの5ミリ分が、今回中央公園で整備をいたしますような貯留施設です。調節池での整備で時間5ミリ分を対応するという考え方──すみません、15ミリ分です。50ミリ分が下水道施設、10ミリ分が雨水浸透施設、残りの15ミリ分が雨水貯留施設、そういったもので整備するという内訳になっております。

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