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2228【桜井委員】 すみません、私からも何点かお伺いしたいと思います。
まず、非常に根本に立ち返るような話になってしまうのですが、今回のこの三鷹駅北口交通環境基本方針は、大きな方向性としてウォーカブルなまちづくりということで、安全に歩行者の方がまちの中を利用できるような環境を整えていくということだと思うのですけど、ウォーカブルというキーワードは、三鷹に限らず、武蔵野市内の三駅、吉祥寺や武蔵境も基本的には同じコンセプトかなというふうに思うのですが、その中で三鷹駅のニーズというのはどういうことなのかということに関して、いま一度認識を共有したいなと思います。
具体的に言うと、例えば吉祥寺は同じウォーカブルといっても、吉祥寺の利用者というのは基本的に来街者が多くて、外から来られた方に、どう回遊してまちを楽しんでいただくかということが、まちづくりの基本的なコンセプトになっていると思うのです。例えば市の公共施設の配置を考えても、吉祥寺には、吉祥寺シアターとか吉祥寺美術館とか、要は市民ももちろん活用するけれども、それだけではなくて、外から来た方に楽しんでいただけるような施設が配置されている。これはまちづくりとして理にかなっているなと思うのです。
一方、例えば武蔵境を見ると、より地域に住んでいる方に密着したまちづくりといいますか、お店なんかも日常の買物に便利なお店がたくさんそろっている。では、でも来街者はいないかというと、武蔵境もそんなことはなくて、大学がありますので若い方を中心に利用がある。そう考えると、例えば公共施設で言うと、駅から近いところに武蔵野プレイスがあったりということは非常に理にかなっているなと感じています。
ではそういった観点で見たときに、三鷹の特性、三鷹のニーズというのは何なのかということを改めて確認しておきたいと思うのですが、基本的には住宅地で、来街者というよりは地域の方が対象かなと。ただ三鷹の特徴として、オフィス街が市内でも特に発展している地域で、私の知っている中でも、東証プライムに上場しているような企業の本社が、少なくとも3社は三鷹駅を最寄り駅としている。そういう意味では、オフィス需要みたいなものは市内でも特に高い地域なのかなと思っていますけれども、こういった基本的なまちのイメージというか、分析のところを、市としてはどのように捉えているかをお答えください。