
落合勝利
映像ID: 2500
2884【落合委員】 大分質疑も出ていますし、あらあら聞きたいことは出ていましたので、重ならないようにしたいと思いますが、まず最初に、印象というか、今質疑を聞いていての感想なのですけど、結局、我々からすると分からないのです。
庁内の人たちは、誰が何をどうするというのは多分整理がついているのだろうと思うのですけど、今、吉祥寺のまちづくりに関しては企画調整課が絡み、また公会堂の建て替えで市民活動推進課が絡み、また、まちづくりでは当然都市整備部が絡み、もっと言うと、吉祥寺の東部、いわゆる近鉄裏と言っていた、今、総務委員会でも出ていましたけれども、環境浄化という部分も含めたまちづくりということも関係していて、誰が旗を振っているのかというのが、やはり我々からすると見えづらいというか、正直見えていないというのが率直なところだと思っています。
なので、先ほど出ていた都市再生整備計画についても、これは当初これをつくっていこうと、いわゆる法人として指定されて、その当時が3年前、そのときはまだ吉祥寺も、計画をどういうふうに進めるかというのが具体的に見えていなくて、その計画というのはこれに該当するのだろうと。さっき本間委員からもありましたけど、今まさにパークロードのほうでまちの将来像をつくる計画を進めていますけど、それがこれに該当するのだろうなという意識は、多分多くの議員さんは持っていたと思うのです。
そういう認識の中で、あれっ、いつになったら出てくるのかと。出てきたら、いや、それはそうではないのですというのが、多分、今我々が困惑している、まさにその状態なのかなという理解を、先ほどのものを聞いていて強く思いましたので。その辺は、今ここでというよりは、またちょっと今後の質疑もあるのでしょうけど、どこかで、いわゆる関係者はどういう関係者がいて、誰が何をどうするのかというのをもう少し整理していかないと、我々も今後の議論の中でかみ合わない部分が多々出てくるのかなと、ちょっとそんな印象を持ちましたので、これは意見として伝えておきます。
それで、今聞きたいところは1つ2つぐらいなのですけど、1つは、この課題及び問題点の1番のまちづくりにおける役割というところが、多分僕は、今、一番大きな課題になってしまっているのかなという気がするのです、開発公社の存在が。設立当初は、まだ吉祥寺のまちが全然出来上がっていなくて、その中で市としてこういうふうに整備をしていきたいのだという青写真的なものが、これは市民を含めてかどうかは別として、あったと思っていて、それをやるには、いわゆる公の立場でやはり踏み込めないところがある。
そのために開発公社を設立して、民間レベルのいわゆる対応をそこに担ってもらう、そういう役割というのがあったのだろうなというふうに受け止めているのです。つまり、市はこうしたいのだという意思があって、それを開発公社に、これをやってもらうのだという明確なものがあったと思うのです。ただそれが時代も下ってきて、吉祥寺のまちも大分成熟してきて、一定程度ハード的なものの形が見えてきた。
その中で、では開発公社はこれから何をするのだといったときに、先ほど来出ていたF&Fビルの経営ですよね。それを中心として、一定程度まちづくりに寄与していくというところは分かるのだけれども、具体的に、では今何をするのかというのはやはり、ちょっとまだグレーなところがあるのかなという気がしているのです。
その中でこの数年間、吉祥寺のまちをいわゆる再整備していくという、その流れの中で、では開発公社に担ってもらえる部分というのはどこなのだろうなというところで、議会の議論の中でも、例えばパークエリアのこれからの整備をやっていかなければいけない。いわゆる公会堂の部分も含めて。そこも、今度はいわゆる民間の方々、地権者も含めて、そういった方々といろいろな折衝もしていかなければいけないし、そこに直接市が出ていくのか、ではなくて、開発公社という半官半民のようなところが出ていくのかというところが、やはり一つの大きなポイントになっていたかと思うのです。
再生整備計画というものがそういう中で出てくるのかなというのは、その次の段階の我々の理解があった、そういうところにつながると思うのですけれども、それは踏まえたとして、7月でしたか、まちの将来像のいわゆるワークショップを南口でやりました。私も行きました。これを何回かやるのですかという話をそこでしたときに、継続して何回かやっていきたいという話はあった。それはそれで僕はいいと思っているのです。
ただそれとまた別の視点で、開発公社は開発公社なりに、例えばパークエリアにしても、環境浄化に関することだって、要するに客引きだとかといったこともある。そういったものをどうにかしていかなければいけないというのは、また別の側面での議論もある。そうした側面を持ちながら、開発公社ができる、いわゆるワークショップだとかそういった取組というのも、一方で考えられるのではないかと思うわけです。
市が直接やっていくのだと、例えば年間の中で1回とか2回とかという話なのかもしれないけれども、独自性を持ってもっと小まめにやっていくだとか、あとは、ずっと東部街づくり協議会の様々な会合の中に、まちづくり事務所も入っていれば、開発公社からも来てくれて、いろいろな意見交換もしている。そういった部分も、またこの再生整備計画の中に盛り込めるかどうかは別として、いろいろな提案を開発公社からできるのではないかと思うのです。
そういった部分を活用しながら、例えばこのパークエリアの将来像をつくり上げていく。同時並行です。将来像ができてからやるというよりは、同時並行でいろいろな視点を盛り込みながらの提案をもらう、そういう位置づけというのも考えられるのではないかと思うのですけど、そういった部分については何かお考えとかってありますか。