293【村松指導課長】 委員が御指摘のとおり、学校、また教員一人一人がしっかりと、この条例については理解しなければならないというふうに考えておるところでございます。誰がどう判断するかというところで、委員が御指摘のとおり、子どもが必要とする場合というところはあると思いますけど、その際に、先ほど他の委員とのやり取りの中でもあったとおり、親であるとか、保護者であるとか、また学校であるとか、教員であるとかが、どうしてその子が休息を必要としているのか、そう判断したいのかというところをしっかりと捉える、そこで話し合う、その子どもの思いを聞き取る、そこが大事になってくるというふうに思っております。
その誰が判断するというやり取りの中で、また周りの環境、育ち学ぶ施設や保護者の中でも、様々な考え方があると思います。その子の最善の利益のために本当にその休息が必要なのかどうかということを、しっかりとお互いに気持ちを伝え合って、その中でやはり休息が必要となる場合、今ここでこの子はそんなつらい思いをしていたのだ、だったら1回休息を取っていこう、そのためのフォローを学校もしていく。
また、いや、ちょっとそれは少し考え方が違うのではないのかなというところで、しっかり話し合う。その話し合うために1回休むということはあるかもしれませんけれども、そういうような話合いの中で、お互いの気持ち、お互いの考えを伝え合って、何のためにその子がつらい思いをしているのか、困難な思いをしているのかということを、周りの大人や周りの環境が理解していく、そこが大事になるというふうに考えております。