8401【小内資産活用課長】 まずは最初に駐車場のところから少し御答弁させていただきたいと思っておりますが、まず、駐車場の台数が現状よりも少なくなることについて、こちらについては、有識者会議の中での議論、それからワークショップの中でもいろいろ意見交換をした中で、駅前の立地であるということ、それから、常時使用されているのが一、二割程度ということ、それから、まちに少し今閉ざされたような状況の配置となっていることから、せっかく駐車場があれだけ広いスペースがあっても、なかなかまちに開けてオープンスペースというふうになっていない、そういったことから、建物の配置等も少し検討しながら、駐車場の台数については少し限定的に絞るということも有効なのではないか、こういった議論がされてきました。それを踏まえまして、基本計画の中では、駐車場条例の付置義務台数を満たすような中で必要最小限の台数を確保するという方向性をお示ししたところです。
駐車場の必要台数につきましては、現在この建物は既存不適格といいますか、いわゆる法令で定める駐車場付置義務台数の制約がかかる前の建物なので、設置台数というのが設計上はされていないのですが、かなり余裕を持ってたくさん台数があると。今回、仮に増築ということがされた場合には、今の法律が遡及されますので、改めて計算をすることになりますが、新築と違って増築の場合には緩和規定等もございますので、そういった制限の中で、必要と認められる台数をできる限り現地に設けていくということになります。
もう一つは、道路に直接操車することについて、東京都建築安全条例を御紹介いただきましたが、正確には駐車場条例のほうの規定になろうかと思います。東京都の駐車場条例では、道路上で操車してはいけませんよというような明確な規定はありませんが、東京都の出している解説本の中では、やはり望ましいことではないので配慮が必要だよというふうに解説の中ではした上で、規模であるとか状況を踏まえてやむを得ない場合には、そういったこともあり得るということまで解説の中では記載されているというふうに認識をしておりますので、本件についても、やはり望ましいことではないですので、別に道路上で操作することをよしとしているというものではありませんが、そのような中で、最終的に設計の中でどういったしつらえが望ましいのか、駐車場のほうも含めて、それから搬入車両等の動線等も含めると、何が一番いいのかというところを、いわゆる既存の改築改修というところが大前提にありますので、限定されますけれども、そういうことをこれから詳細に検討していくものだというふうに思っています。
また、余地を残している書き方というのも、有識者会議の中では、やはり既存の建物を生かして改修する方向性もあるだろうということが最後まで議論がありましたので、そういったところから、駐車場の計画が、今モデルプランとしてあくまでも示しているだけで、このとおりにやっていくということではないというのを繰り返し書いているように、委員御認識のとおり、変わり得るというふうにも思っています。
以上です。