
深田貴美子
映像ID: 2482
8570【深田委員】 その機運の醸成の根拠となるものがどこで把握されているのかなというのは、私はすごく心配になっているのです。私は、2年近く職を離れて、コミュニティや防災組織や福祉の会とか地域の活動をしている中で、多くの方々の御意見は、一体いつになったら始めるのと言っているのです、もう皆さん。もうグランドデザインも随分やって、計画までつくって、NEXT吉祥寺が全然進まなくてどうするのという中で、多くの一般の市民、年配の方も、いつになったらやるの、こういう印象なのです。そこは認識をかなり深めていただかないと、大きなずれが生じます。何でやらないのという強い御意見もあります。
一方では、吉祥寺エリアの方々は、高い固定資産税を払っている私たちがなぜこんな不便な思いをしなければなりませんのと、おばあちゃま方がおっしゃっているのです。一体いつになったら武蔵野公会堂はきれいになるの。もっと胸がわくわくするようなお買物ができるまちにいつなったらなるの。皆さんの感覚は、もう既にそういうところの域まで来ているのです。待っているのは、ほわっとした思いではなくて、具体的な動きなのです。そこを全庁的にもう一度認識を改めていただいたほうが私はよろしいかと思う。そうでないと、公会堂を先送りすることによって、時間を稼いでいらっしゃるおつもりかもしれないけれども、実はその20年間をとても残念に皆さんは思うかもしれません。そこのところの肌感覚が大きくずれていらっしゃるようにお見受けします。そして、心配をしています。
ただ、こういった取組をなさることを否定しているのではなくて、さっき御答弁がありましたので、私、今回、グランドデザインがあって、NEXT吉祥寺があれだけの騒ぎの中で頑張っておつくりになって、そしてまた、何か見分けがつかないものが出てくるということに対して、やはり市民の皆さんの違和感は非常に大きいと思います。
まずその点をお伝えした上で、このおつくりになったところのことを一つ一つ確認させてください。まず、「はじめに」という1章のところに、このプロジェクトは入庁10年前後の若手・中堅職員を中心に、将来像に向けてプロジェクトを組んでいきました、チームを立ち上げましたとあるのですが、この取組というのはどういうところから発想が出てきたのですか。