令和5年 総務委員会

  • マッチ発言
  • 発言
  • マッチ箇所

0箇所マッチ

小美濃安弘
小美濃安弘

映像ID: 2482

8585【小美濃委員】  なるほど。先ほど機運の醸成というお話がありました、誰の機運を醸成させるのかという質問みたいなものがあったときに、多くの市民だという話があったのですが、さて、それもどうなのかなというふうに思うのです。大勢いれば、それはいろいろな意見が出てきて、それを誰がまとめるのかという話があるわけで、今回はまちづくりですよね。まちづくりのキーパーソンは誰なのだろうと考えたときに、市民の意見ももちろん大事かもしれないけども、いちばん大事なのは、そこに住み、そこに生活をし、そこに権利を持っている人たちです。まちの意見を聞いたからといって、物すごい壮大な計画をつくったからといって、そこに権利を持っている人が全くそれに乗らなかったら、1ミリも動かないわけです。だから、実はステークホルダーの皆さんの意見というのが、今回のまちづくりで一番大事なのです。それで、そういう人たちがある程度一つの考え方をつくってから、まちの意見、まちではない、多くの人たちの意見を聴いて、その外堀を埋めていくというのかな、それにいろいろな味つけをしていくというのは、これはありかもしれないけども、こんな初めの段階から大勢の意見を聴いたら、まとまるものもまとまらないのではないのかなと、私はそこを心配します。
 よく北口ロータリーを造った話を聞かせてもらうことがあるのですけども、やはりあれは物すごい市長、市と言ってもいい、市の物すごい強い信念と、それとやはりあそこの吉祥寺の駅の周辺に権利を持っていた人の理解です。最終的には収用になったという話を聞いておりますけども。あのロータリーを造るのだって、やはり物すごい市の決心というのか、思いがなければできなかった。そして、そこに権利を持っている人の協力がなければできなかった。ということは、この計画を、まちづくりを進めるのに当たっては、やはりあそこにビルを持っている方、お寺、そして井ノ頭通りの南側は所有権を持っている方もいらっしゃる、そういう方々が何を求めているか、そういうことをしっかりとまず市が把握をして、そういうところから──僕はこういうやり方もあるかなと思った、先ほどの公会堂ではないけども、A案、B案、C案みたいなものをつくって、それでどうだろうというところから始めていかないと、今からこの資料を作って、さあ皆さんの意見を聴かせてくださいとやっていったら、恐らくまとまらないのではないのかなというのを物すごい心配をしています。こうなったらいいなという思いを持って作られた夢のある資料だなと思うのだけども、ここは絶対に注意をして進めていっていただきたいなというふうに思うのです。
 どうでしょう、7年からの対話の場、これもちょっと書き方を考えていただけないかなと思うのです。将来像に向けた資料ができました、まあいいですよ、社会実験するのも、オープンハウスするのも、周知するのもいい。いいけども、ここでいいではないですか、対話の場は。社会実験だって対話できるではないですか。周知している間に対応できるではないですか。オープンハウスで対話できるではないですか。ここできちんと地権者を中心としたステークホルダーの方々としっかりと対話をして、そして僕は、市の考えみたいなものをやはり1つ出すべきだと思います。それに対して多くの市民の人の意見を聴くというのはいいのだけども、それをしないで聴くというのは、ちょっと心配なのですけども、それについてはどう思いますか。

コメント投稿

もうアカウントは持っている? ログインはこちら

登録していない? アカウント作成