9227【樋爪財務部長】 今回の入札におきまして、先ほど防災課長から御説明がありましたとおり、不調後、13者に声をかけて、2者からしか見積りが取れなかったというような状況です。今回の案件に関する状況としては、非常に事業者側の参加の意欲が少ないという判断をせざるを得なかったというところがございます。今御指摘いただいた1者入札というところは、当然この間の傾向としてあるのは事実でございますけれども、今、民間での建築というのは非常に活況でありまして、これは事業者からのヒアリングをした中でも、なかなか公共まで手が届きません。公共側は手続も民間と比べて非常に難しいところもあって、よっぽど利益率が高いものでないと、なかなか手が上げられないというような状況がございます。我々入札サイドとしては、1者でも多く手を挙げていただけるように、例えば、大型であります学校改築、これから予定しております保健センターの入札につきましては、庁内の入札制度検討委員会の中で小委員会というものを設けて、どういう調達がよいのかというところを複数の部署で集まって回数を重ねて検討したりといったところがございます。今回の防災課の案件のように、一つ一つの入札でそこまで細かいことをしていくのはなかなか難しいところがございますけれども、一件一件非常に個別性の高いものが入札でございますので、価格については今回見積りを取らざるを得なかったということで高いところがございましたけれども、やはり事業進捗を進めていく上で、1回目の入札不調のときは応札者がありませんでしたので、価格はつかなかったわけでございます。今、何が適正価格かというのは非常に難しい問題だと思っておりますので、1件1件、その都度しっかりやっていかなくてはいけないと考えております。
以上です。