
大野あつ子
映像ID: 2575
9387【大野委員】 ありがとうございます。そうですね、その整理をしていただいた、この今回頂いた資料別紙の1の14ページのところに、対象事項、投票資格者、投票結果の取扱いという部分が、非常に議会からも意見が多かったと。だから、今そこについて各論的に議論を進めていただいているところなのだと思うのですけれども、先ほどの私の質問に戻りますが、非常に大きな混乱が令和3年度に起きたと。その混乱の中で私が聞いた非常に大きな声というのは、静かな武蔵野市を取り戻してほしいのだと。非常にイデオロギーがぶつかり合うような、街宣車がぐるぐる駅前やこの市役所の周りを回るような形になってしまったことに対する困惑の声がすごく多かったのです。
では、何でそうなったのかなということを考えたときに、外国人に対する物の考え方、いいか悪いかはちょっと置いておいて、今例えばアメリカでは、トランプ大統領がまた選挙に出てくるぞみたいな話も出てきたり、イギリスもEUを脱退したり、自分のところを守るために他者を拒否していくような傾向が少し出ているかな、世界全体の中であるのかなということも思います。また、日本という国の成り立ちの中で、本然的にある外国人に対する考え方というものもある。非常に根が深い問題ではないかなというふうに思っているところです。そのことに対する何か拒絶感のようなものが、今SNSが非常に発達したこの社会の中で、大きくわーっと広がってしまったというのが、令和3年にあった混乱ではないかなと。その部分というのは、住民投票制度自体をどうしていくかということは一つの課題ではあるのだけれども、人間に備わっている、本能的に持っている拒否感みたいなものというのを理論だけで取り去ることというのは非常に難しいなというのを私は感じておりますが、その辺の混乱してしまった、混乱があったということに対する分析を市のほうではどういうふうに考えていらっしゃるのかという部分はいかがかということと、ネット社会が広がっていくということに対して、いろいろな本が様々住民投票についても自治基本条例についても出ているのですけれども、その時代と今のネット環境というのは、相当に大きく変わっている。武蔵野市が自治基本条例を懇談会を設置して議論し始めてからも、相当私たち個人が持つネットの環境が変わってしまっている中で、紙で投票をするという住民投票というものがどういう位置づけになっていくのかなという、今ウイングを広げるという話がありましたけれども、何かそこも考えていかなければいけないのではないかなというふうにも考えているのですけれども、その2点お願いします。