9430【渡邉行政経営・自治推進担当課長】 今御紹介あったように、アンケートみたいなもの、正確な表現がどうだったかというのはありますけれども、そういった御趣旨の意見が最初のフリートーキングの段階で出たのは事実だと思います。その後、小美濃委員が御指摘されたように、やはりこの住民投票制度をどういったものにするかと考えたときの本質的な部分は、尊重ということをどう考えるかだと思うのです。この間の有識者懇談会での議論を踏まえますと、法的拘束力がないのだからというような割り切り方ではなくて、やはりそれなりの政治的な意味も含めて重いものがあるのだよねというのは一つのコンセンサスになりつつあるのかなと思っております。
そしてその次に考えられるのは、では、尊重義務の名宛て人である代表機関、それがこの住民投票制度とどういうふうに切り結んでいくかというのが非常に大きな論点になってまいります。それがそれなりに固まっていかないと、次の対象事項あるいは署名要件なりの議論もしっかりとできないのだろうなと考えておりまして、総論の後半でございますけども、代表機関の関与について御議論いただいているところでございます。つまり、まだ総論段階でございますので、小美濃委員御指摘のとおり、具体的な姿が見えておりません。そして、代表機関の関与についても、住民投票プロセスあるいは政策過程のプロセスのどこでやるかによって様々選択肢がある中で、やはり御意見もなかなか言いづらいという部分はよく分かりますが、それは有識者懇談会の有識者の方も同じなのだろうなと思います。様々考える中ではあるけれども、その中で、今の段階でもということで、武蔵野市の、総務委員会ということになりますけども、委員の現在の印象なり受け止めをまず伺って、それをフィードバックして、その上で深めていこう、そのように考えております。