
与座武
映像ID: 2433
10003【与座委員】 駐輪場の話は、私が一番心配しているのは、昨日もどこかであったのかな、もう30年前ぐらい、平成3年頃は、駅前に自転車があふれていたではないですか。駅前の歩道のところに自転車止めて、ものすごい状態になっていたではないですか。あれだって、今の時点で理解してくれなくても結構ですけど、みんな駅近くに行きたいから、ああいうふうになっていってしまったわけで、それでどうにかして駐輪場を駅前の近くに造って、そしてどうにか収まって、駅前がきれいになってきた。それを、駅前に造った駐輪場がまた後ろに引っ込むというか、駅から離れたときに、またそういうふうな、違法駐輪みたいな、自転車があふれかえってしまうような昭和の後半から平成の、あの頃の駅前に自転車があふれ返っている状況が思い浮かばれてしまうので、心配しているので、こういう議論をしています。僕も外に持っていきたいという考え方は理解しているのです。でも、あの状況にまた再び戻ってしまってはいけないなと、そこは丁寧に議論して対応していかなくてはいけないですよねということを言っているつもりなので、そこは御理解をいただければと思います。
次の質問に行きます。市長の施政方針の9ページ、最後のところです。顔が見えない中で、匿名性の高いネット社会で云々と、ここは全く同意なのです。インターネット上のリテラシーやマナー向上が望まれますと、メタバース、仮想空間、DX云々と書いてあって、これは現代的な大きな課題ですよね、今まで想定もしていなかった。この辺の議論というのが今まで武蔵野市政に直接の課題ではなかったけど、これから市政を運営していく上で、大きなネックというか、課題となるのではないかなと。私は骨太の議論を、専門家とか集めて、したほうがいいと思うのです。
実は去年の代表質問で、私、本会議場で、こんな質問しているのです。ネット社会の急速な進展で、個人尊重原理に基づく人権が明らかに揺らぎ始めています。忘れられる権利、プロファイリング、そしてマイクロターゲッティングなど、単に個人情報保護法や消費者保護法の枠内で収まる議論ではありません。憲法制定時には考えられなかった新たな公権力が発生したと考えてもよい状況です。これらのことを、未来志向の憲法議論をしていく必要があるのではないか。
ちょっと憲法と大きく出たのですけど、骨格というか、骨太の議論を少し武蔵野市でもやられたほうがいいと思うのです、具体的に何か対応ができるかどうか分からないけど。というのは、それはもう今のネット世界の問題点というのは、皆さん共通理解していると思うのだけども、これからますますひどくなっていってしまうのではないかなと、非常に悲観的に僕は見てしまっているので、この辺の議論というのをやっていくべきだと思うのですけど、いかがなのでしょう。
例えば参考資料の27ページ、この間、予算書でも、平和イコール憲法のような書かれ方がしているのです。平和を語ることについて異議はない、憲法議論することも異議がない、でも憲法議論イコール平和だけではない。やはりこういう今日的な課題も、きちんと憲法月間等も含めてやっていく必要があるのではないかと思うのですけど、再度の御答弁をいただければと思います。