
落合勝利
映像ID: 2433
10085【落合委員】 よく分かります。今、学校改築云々の話が出ましたけども、公共施設の更新という部分については、もう十数年前から私も発言をさせていただいておりました。今後、公共施設だけではなくて、民間の建物とかそういったものも、特に吉祥寺、武蔵野市全体というよりは吉祥寺周辺ということに限るわけではないですけれども、やはり早い時期に様々なインフラ整備も武蔵野市は積極的に取り組んできている中で、また公共施設も早い段階から整備を進めてきたという経過があるのかなと。そういった部分から、更新する時期も当然他の自治体よりも早く来るのは目に見えて分かっていたわけで、かつて私もずっと建設関係にいたものですから、よく分かるのだけれども、新築よりも更新のほうが時間がかかる、金もかかるという話は指摘させていただいていました。それも随分前からずっと言わせていただいていたので、それに対する準備というのも当然してきているのも理解していますし、また、そういう中で公共施設の総合管理計画であるとか、そういった部分に一定程度まとめられて、ようやく実施段階に来たなというのが私の感想です。
そういう意味では、新年度予算についても、少なくとも今までやってきた中で、当然やるべき事業が今ここに現れてきたということであるかと思うので、それは、確かに単年度ごとで見れば、去年やっていなかったので今年は新規事業だというふうになるのかもしれませんけれども、捉え方を別にすると、長期的な目で見ると、当然やらなければいけないものが、今、要するにやる時期に来たのだという、そういうことからすれば、財政的な対応の仕方というのも、当然、それこそ長期的な展望の下で、例えば基金の積み方だとか、あと、市債を抑えていくだとか、そういう方針の下で来ているのだろうと思うのです。そういう意味では、確かに新規事業として今回も計上されているものが幾つもあるし、それ自体は別に否定するものでもないのですけれども、それはそれとして、今回のコロナ禍ということを受けて、新しい時代に突入しなければいけなくなってきたという、そういう意味では、いわゆる構造的な大きな変化があったわけなので、それに対応する今後の市政の在り方というのも当然必要になってくるのではないのかなというふうに感じていましたので、その部分については、先ほどのような表現になりましたけれども、指摘をさせていただきました。
その上で、新年度もそうだし、これから先もそうなっていくのかもしれませんけれども、例えばこの3年間についての施策の大きな柱というもの、考え方として、この施策が中心になって進めるのだということよりは、考え方の基本的な柱として、どうしてもこのコロナに対する対策を中心に考えざるを得なかったというのは多分正直なところだろうと思うのです。これも、どちらかというと本当に降って湧いたような話だったので、対症療法的にやらざるを得なかったというのがこの3年間だったのかなと思うのです。ちょうどこの出口が見え始めたようなところに来て、この新年度、令和5年度、またその先の6年、7年というのは、何を柱としていわゆる市政運営がされていくのかなというのが、すごくまだ不透明なところが残っているなというのは、これは正直な感想なのですけれども、その部分についてというのは何か御見解というのはあるのか、その辺も確認をさせていただきたいのですけれども。