令和5年度予算特別委員会

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11454【内山委員】  難しい段階に難しい拠点をつくることになるのだなというふうに思っているのです。それで先ほど大野委員も指摘されていましたし、昨年の決算のときにも私は申し上げたのですけど、教育長がおっしゃるように不登校の子どもたち、何らかの理由で学校に行かない子どもたちが、200人近く、武蔵野でも実数として把握されている。だけど、チャレンジルーム自体に通う子たちは、ではそれに比例して増えているかというとそうではない。ではそうではない子たちはどこに居場所、学びの場所があるのかというすごく大きな問題が、このコロナ禍で、ダブルで大きな課題になっていると思うのです。
 だから通常の学校に行けない、行かれない子たちという視点だけではなくて、今早急に対応しなければいけない、今ここで1年生や2年生に上がった子どもたちにしっかりと、社会性を身につけていく、人間としての関係性をつくる、そういうアプローチが新たに必要なのだと思っているのです。だからそれをやりながら、新しい複合化施設にどういう機能、相談の連携をするかということ、両方やっていただきたいのです。ぜひそこはお考えを伺っておきたいです。
 学校に行くことを強制したりするつもりはもちろんさらさらないですけど、関係性をつくれないまま子どもたちが育っていくということをとても心配しています。だから何らかの形で社会性を身につけていくということが、きめ細やかに求められていると思うのです。
 それで、特別支援学級や教室のこともちょっと伺っておくのですけど、医療的ケア児のことですとか、それから先ほどの家庭と子どもの支援員の件ですとか、様々きめ細かくやっていただいていて、本当によかったというふうに思っています。当事者の方々からも、スクールソーシャルワーカーを増員してもらえてよかったとか、支援員の方はもっといつでもいてくれたら安心なのにというお声は聞いていますので、そういう現場の当事者の声にしっかり寄り添っていただきたいというふうには思います。
 また、これは入れ物と人数とかの話になってしまうのですけれども、今、特別支援学級・教室に通っていらっしゃるお子さんたちの数は、やはりここ5年間で見ても、合計すると小学校では1.5倍、中学校では3倍になっています。特に二中の特支の教室、特別支援教室は、5年間で5倍になっています。この件はずっと今までも指摘しているのですけれども、先ほど様々な校内での支援ということもあると伺っているのですが、これは学校改築との兼ね合いで、どういうふうに見込んでいらっしゃるかということを伺っておきたいです。
 児童生徒数の人口推計もいただいていますけど、また学級編制とかそういったものを様々苦労されていると思うのですが、児童生徒の人口推計で出ている学級編制の数、これに今まで、従来どおりですと、この特別な支援を必要とする子どもたちの学級数がカウントされていなかったと思うのです。その辺についての今後のお考えを伺っておきたいと思います。

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