11562【村松指導課長】 今回の開かれた学校づくり協議会の機能を強化するというところで、先ほど委員が御指摘のように、バージョンアップするというところでございます。そこの中のポイントとしては3つ、共有、促進、つなぐというところでございますけれども、今までの開かれた学校づくり協議会は学校評議員としての制度でございますので、基本的に学校から何か説明して何か意見を言うということだったわけですけれども、今回の共有では、学校・家庭・地域が目標を共有して、ベクトルを合わせて学校運営を協働するというところになります。その中の一つに学校運営の基本方針の承認というところがあります。
基本的には学校運営の責任者として校長先生が学校運営の方針を出すわけですけれども、この開かれた学校づくり協議会委員、機能を強化したモデル校になりますけれども、ここで承認した上で教育活動を進めていくということで、持続可能な教育活動。校長先生が代わるから何か全て変わってしまうことがないように、皆さんで地域の実態、子どもたちの実態に合った教育活動を進めていくというところを担保していこうと考えております。
また、委員構成も、いろいろ今回モデル校についても、今メンバーの人選を行っておりますけれども、多様な方たちの意見を聴いて、学校の運営に対して意見を言っていくというような形も捉えていこうと思っています。
促進の中では、先ほどからも出ておりますけど、その後のつなぐというところもありますが、PTAにも負担がかかっている、学校にも負担がかかっている、様々負担がかかっているというところを、何かしら物事を進めていくためには、そのような協力をいただく体制、協働していく体制が必要だと思いますけれども、それを緩やかにつないでいく、そこをまた促進していくというところで、地域の協力者を、今までコーディネーターが本当に人的なつながりで、全て声をかけて集めていくという負担ではなく、オンラインツールを使いながら、本当に地域の中で、PTAとかはなかなかなくても、こういう活動だったらちょっと手伝うことができるなどといった、そういうような人材を活用していくことを促進していくこと、また学校のニーズと家庭、地域の強みを効果的につなぐという、ネットワークの広がりを持たせていこうと思っております。
これについて、報告書に基づいた検証をこれから2校で行っていくのですけれども、先ほど委員からちょっと御心配の声もありましたが、そこで何ができるのか、何が難しいのか、そこをしっかり検証していくというところが、今回のモデル校の取組だというふうに認識してございます。