23805【田上人事課長】 パワハラの状況ということでございますが、昨年度、人事課のほうの相談受付というところで寄せられた中では、今、内部相談窓口という職員が対応する相談窓口と外部の相談窓口を双方で設けているのですけれども、両方合わせた形で20件程度、21件ありました。カテゴリーで、ハラスメントの対応ということで考えると、やはり強く言われたというようなことが多くありますので、そういった意味でのパワーハラスメントというふうなカテゴリーにはなっているという状況です。ただ、幾つかの事例で、私も実際にヒアリングに入ったりとか行っている中で、それぞれの行為者と、被害者と言ったらあれなのでしょうか、受けたと言われた方の御意見を伺うと、コミュニケーションエラーというところが非常に多いのかなというところは感じているところがありまして、正しいことを言おうとしているのですけれども、そこがうまく伝えられない、伝わらないというところがありますので、そういったところも含めて、今、職層ごとに研修を行っておりまして、それをなるべく多くの職員に受けてもらって、こういったことは気をつけようとか、こういったことがハラスメントにつながるのだよということを、そこは周知啓発をしていきたいというふうに考えております。
もう1点、カスタマーハラスメントについてなのですけれども、昨日今日のあたりで、職員の名札の表記の変更をするというお知らせを投函させていただいたかと思うのですけれども、各自治体でかなり広く広がっているところがございまして、多摩の26市でも多くの自治体で、今、表記を苗字のみ、氏のみという形にしているところが増えてきました。毎日のように時事通信のニュースというのがネットで入ってくるのですけれども、そういったところでも、3日に一遍くらいは職員の名札の表記が変わりますというようなニュースが入ってくる状況でございます。その中で、やはり対応としては、職員が名字でなくて名前のほうで呼ばれたとか、あるいは窓口で写真に撮られて、それをSNSに上げられて、それを名指しで指摘されたとか、今回、名札の表記を変更するに当たって職員アンケートを取ったところでは、そういった意見も出てきております。実際に人事課や総務課のほうでそういった被害を受けたというようなことは見聞きしていないのですけれども、アンケートの中ではそういったことを書いてくる職員もおりましたので、実際に直接窓口で対応されている職員の中にはそういったことを受けたということがあったというふうには思っております。そういったこともありまして、今回、10月1日からになりますけれども、職員の名札の表記を変更させていただくというような形で考えていきたいというふうに思っております。
以上です。