23854【川名委員】 ありがとうございます。この7番のところはほかの委員からも質問があって、これはかなり大きな問題だと思っているのです。要は、それまでの、今、秘伝のたれではないけども、秘伝だとか、勘どころですとか、先輩職員のいろいろな持っているスキルが継承されていない、学んだ知識の定着がしっかり図られていないケースがある、職員の知見が全然生かされていない等々書かれていて、この文章って普通、潰れる会社の典型的パターンですよね。だって、さっきも事務事業のところにあったけども、事業目的も途中で分からなくなって、毎日のルーチンワークを自分の好き勝手にやっていって、簡単なようにやっている、どんどん手を抜いていって、その結果、事業目的も果たせないし、企業利益も上げられないし、顧客から逃げられていくという典型的なパターンに見えてしまうのです。当然、今の市政が全体そうだとは思っていないし、しっかりやっているとは思っているのですが、ここまで監査が書いたということは、先ほどの答弁でもしっかりやっていくという話があったのですが、これはかなり大きな問題として捉える必要があると思っていて、研修会だけで対応できるのですかというのが、私は疑問です。研修会って、学ぶ人は学ぶけど、学ばない人は全く学ばない。結局、実務ではどうやって毎日執行をやっていくかという話です。研修会で一生懸命学ぶような人はきちんと分かるのだけど、もともと学ばないというか、あまり研修会よりかは実務を優先する人だっていろいろ個性があって、知見を取得する方法ってみんなばらばらだから、学べばいいというわけではなくて、それは組織全体でどう捉えていくのか。先輩の職員が教えるのだとか、同僚で学び合うのだとか、他社、ほかの市へ行って学ぶとか、いろいろ方法があるのですけど、これはもう少し研修会以外で取り組む必要があるのではないかと思いますが、この点について確認をさせていただきたいと思います。
それともう一つ、自治法の改正のときの国会審議の議論も見ていたのですけども、議選監査というのは、どうしても議会内の役職の取り合いだと。第1会派は議長を取って、第2会派が副議長を取って、第3会派が監査を取ったりすることもあって、適材適所の人が監査になるとは限らないと。監査委員についても、1期目はいいけど、2期目をやろうとすると市長の御機嫌伺いをしなくてはいけなくて、厳しい意見はとても言えるはずがない。こういうことで、監査委員は首長に逆らわないで本当にできるのかということを、ある国会議員が議案の審議のときに指摘しています。これは土屋正忠さんという方なのですけども、市長もやって、議員もやっているからよく分かるのだろうなという、議事録を見ていただくと分かるのですが、そうですかねというのを監査委員に聞きたいのです。ここまで書いているということは、かなりきちんと、自分の身の保証を優先しているのではなくて、やはり書くべきところはきちんと書いているという理解でいいのか、これは代表監査委員に伺いたいと思います。
議選監査委員に聞きたいのは、総じて武蔵野市の監査委員への評価です。ほかの議会監査のことも聞いているとかと思うのです。私も、人口10万人前後で、代表監査委員が実は常勤ではないというところは多いということも知って、結構びっくりしたのです。武蔵野市みたいに全部のところを監査しているところも実は少ないと考えると、仕事は忙しいので大変かもしれないけど、かなりしっかりしているという印象を持っているのですが、これは議選監査の方に感想を伺いたいと思います。