4826◯市 長(松下玲子君) 藪原太郎議員の再質問にお答えをいたします。
まず、子どもの権利条例の検討に当たって、子どもたちに様々直接意見を伺ったことが今後どう反映をされていくのか、どういう形で生かされていくのかということについての御質問です。実際に、いただいた御意見は本当に様々ありますので、その中の一部を御紹介させていただきましたが、例えば公園の利用だったりとか、ボールで自由に遊べる場所などの意見に関しては、今後、またさらに子どもプランの中で具体的な実行の計画を考えたり、また、公園の整備に際して、個別具体的に、遊具を改修したりもしておりますが、公園の整備をしていく中で生かしていくことが必要かなというふうに思っております。
また、相談できる場所が欲しいですとか、困っていることや、悩んでいることや、いじめまでいかないけれども嫌な思いをすることがあるなどは、やはり第三者的な子どもたちの声を聴いて、それを解決をしていく第三者的な場所が必要であるとの認識がありまして、それは、この後提案させていただく子どもの権利条例の中に盛り込んでいるというふうに認識をしております。
2点目についてのシェアサイクルの御質問でございますが、借りるだけではなくて返す場所も必要ということもおっしゃるとおりで、実際に区部では、行政区域を越えたシェアサイクルの利用が可能となる広域相互利用が実施されているというふうに伺っております。市内では、民間事業者が店舗の駐車場等へのサイクルポートの設置というのを行っておりますので、実際に武蔵野市でシェアサイクルを利用したい方がどういう方なのか、市民なのか、旅行というか来街者なのか、また、通学や通勤で必要なのか、そういう実態をよく把握しながら、また、近隣の市域と区部のように行政区域を越えた、そういう相互の利用が可能なのかなど、よく現状を把握した上で考えていかないといけないのかなと思っております。
かつて、公的というか、準公的というか、整備センターがシェアサイクルを行っていた事例もございますが、なかなか利用が芳しくないという現状もあります。市内の市民の皆様の自転車保有率というのは、これはかなり高いのかなとも思っておりますので、地域柄、土地柄、自転車を利用される方で自分の自転車をお使いの方というのが多いと思いますので、シェアサイクルなのか、駐輪場の整備なのか、様々現状をよく把握した上で、今後も考えていかなければいけない課題であるという認識を持っています。
3点目についての御質問です。医療的ケア児と健常児一緒の保育が子どもの育ちに必要との考えがあるかとのことでございますが、医療的ケアも一律ではないというか、様々だと思いますので、児童の安全というのがまず最優先だと考えておりますが、その上で、医療的ケア児と健常児が共に保育園で成長ができる環境というのが、相互にとって必要であるという認識を持っておりますので、市立保育園において、そうした場所というのを確保していきたいと考えています。
以上です。