4850◯市 長(松下玲子君) まず最初の再質問で、差別に関する御質問の、苦情処理や是正勧告のできる第三者機関を調整計画で議論するのか、条例に基づいて設置するのかという御質問ですが、そのどちらについても現状では検討した経緯はございませんし、討議要綱の中にも触れられていないですし、この間私が出ている意見交換会でもそうした御意見は伺っていないかなと認識しておりますので、どちらですかという御質問に関しては、現状ではどちらでも、今のところ検討はされておりませんということをお答えいたします。
2点目についてのインクルーシブ教育に関しての御質問ですが、制度とおっしゃって、でも御質問の中で、学習支援が可能な仕組みで。そうですね、私自身は、インクルーシブ教育と一言で言っても、その障害の種別だったり程度によってなかなか個別性が高い、これは実際にそうであるという認識を持っておりますので、制度をつくればそれでインクルーシブ教育ができるではないかという御趣旨の御質問だとすると、ちょっとそこは難しいのかなと。やはり本人や御家族との対話を重ねながら、様々総合的に判断していく部分が。方向性としては打ち出していても、その個別具体的な介助員の配置ですとか、そういう形での御質問でのお答えというふうに私は認識しておりますので、個別性が高いとお答えいたしました。
3点目のフリースクールに関しては、フリースクールを含んだ不登校のお子さんの家庭支援に、金銭的補助をという視点の御質問でしょうか。だとすると、なかなかそれは難しいというか、不登校のお子さんの居場所の支援として市として取組を行っている中で、今、東京都が一定フリースクールに支援する取組を始めたということでの御質問から、評価をするとお答えいたしましたが、そうではない場所に通う人の経済的支援を市が現金給付で行うということ、これはなかなか難しいのかなと。現金ではなく現物給付というのでしょうか、その居場所をつくったりとか、対応するということに取り組んでおります。
以上です。